レクサス、「レクサス RX ミュージアム」をお台場地区に
レクサス「RX」の説明会も開催

レクサス RX ミュージアム内に展示されるレクサス RX450h
レクサス RX ミュージアム
1月20日~2月15日
東京都江東区青海2丁目地先
青海南ふ頭公園地駐車場
入場無料


 レクサス(トヨタ自動車)は1月19日、「RX」の発売情報を発表するとともに、RXの世界観を表現した「レクサス RX ミュージアム」を東京都お台場にオープンし、1月20日から一般公開する。公開に先立って、RXとレクサス RX ミュージアムの説明会が開催された。

 RXのラインナップや価格については、関連記事を参照していただきたい。本記事では、その説明会の模様をお届けする。

レクサスらしさの進化と、新たな可能性を目指した新型RX

RXの開発を担当した、トヨタ自動車株式会社レクサスセンター製品企画チーフエンジニアの勝田隆之氏。外観は先代のイメージと重なるところもあるが、走りについてはサスペンション形式から変更しているため大きく進化していると語ってくれた
 壇上、説明を行ったトヨタ自動車レクサスセンターの勝田隆之氏は、レクサスとしては初めてのSUVタイプの車となるRXについて、「レクサスラインナップに新たな息吹を吹き込む」ことを目指したと言う。その上で“レクサスらしさの進化”“新たなレクサスの可能性”を念頭に置いて開発を進め、「次世代のクロスオーバーなスタイリング」「時代を見据えた走行性能」がその特長にあると語った。

 スタイリングについては、レクサスのデザイン哲学である「L-finesse」にもとづき、ワイドトレッドを生かした“力強いスタンス”と、グリルからヘッドランプにつながるレクサス独自のアローヘッドの構成で、RXの個性を重視。力強さとレクサスとしての品格の両立を目指したと言う。

 また、時代を見据えた走行性能については、“安心して速く走る”ことを実現し、時代の要請に応えるべく“クリーンに速く走る”ことを実現し、さらに“ゆとりの運転を支えるリラックスした環境”を作るためにインテリアでの工夫をしたと語った。

 操作面でも、側面にENTERボタンのあるマウスのような操作感の「リモートタッチ」によって、リラックスした操作環境を実現し、カーナビの操作や各種情報の表示、エアコンの操作などが行えるようになっている。

「次世代のクロスオーバーなスタイリング」「時代を見据えた走行性能」を特長とするRXRXの寸法諸元
RX450hに取り入れられた専用デザイン時代を見据えた走行性能を実現する3つのポイントシェルボディーによって高剛性を確保
SUVタイプでありながら、レクサスセダンと同じ走りの思いを実現するために、数々のテクノロジーを投入RX450hには電動アクティブスタビライザーを装備安心して速く走るための装備
最大10個のエアバッグを装備することができるRX450hでは、10・15モード燃費18.8km/Lを実現RX450hに取り入れられた環境テクノロジー
RX450hとRX350のポジショニング。横軸は加速性能、縦軸は燃費性能。左上に位置するほど加速と燃費に優れることになるリラックスした環境を用意することで、より安全な運転が容易になるコクピット内を用途によってゾーン分けして、ドライバーに余分な負担をかけないデザインがなされている
センターコンソールに装備される「リモートタッチ」コマンダー。マウスのような操作感覚でナビなどをコントロールセンタークラスターに表示されるディスプレイ。スライドでは英語であったが、もちろん量産車では日本語表示

光と反射の世界、レクサス RX ミュージアム
 1月20日~2月15日まで開催されるレクサス RX ミュージアムは、RXの世界観をクリエイターであるGwenael Nicholas氏がディレクションしたもの。地下駐車場に設けられているため、闇の世界に多数の光と反射が交錯しきらびやかな世界を演出している。

 とくに、カットクリスタルで有名な「スワロフスキー」のクリスタルが各所で多用され、入口近くにある「Crystal Falls」では、滝のような流れを3万個のスワロフスキークリスタルで表現している。

 説明会にはレクサス RX ミュージアムのアンバサダーである和花くららさんと森理世さんが来場し、光と反射の世界に華を添えていた。1月23日からは、さまざまなアーティストのパフォーマンスが予定されており、レクサス RX ミュージアムのWebサイトから事前申し込みを行うことで観覧ができる。

 もちろん、本来の主役であるRXは、RX450h、RX350ともに常時展示されており、試乗もRX350のみだが可能だ。ただし、試乗はミュージアムのWebサイトからの事前申し込みが必要で、アーティストのパフォーマンスと同様、応募多数の場合は抽選になる。

 なお、名古屋、広島、仙台、札幌、大阪、福岡においては、「レクサス RX ミュージアム」のサテライト・キャラバンが予定されている。詳しくは、レクサス RX ミュージアムのWebサイトを確認してほしい。

レクサス RX ミュージアムに入ると、Crystal Fallsがお出迎えレクサス RX ミュージアムのアンバサダーを努める森理世さん同様にアンバサダーの知花くららさん
RX450hとアンバサダーの2人レクサス RX ミュージアムに展示されていた「LEXUS HB CONCEPT」。カーボンフレーム電動自転車で、8段の変速機を装備する。そのシフトも電動式Crystal Tunnel。試乗を申し込んだ場合、この光のトンネルを実際にRXでくぐり抜けられる
Crystal Tunnel内に展示されていたRX450hCrystal Tunnelの突き当たりには「LEXUS」ロゴが

RX450hの各部写真

RX450hのエクステリア
リアシートは6:4分割可倒式で、使い勝手にも配慮。ラゲージスペースの底面もフラットで使いやすい形状この写真のモデルのタイヤは、オプションの235/55 R19を装備していたRX450hのエンジンルーム。向かって左側にエンジンを、右側にハイブリッド関係の機器類を配置
アトキンソンサイクルのV型6気筒 3.5リッターエンジンを横置きに搭載するRX450hの運転席まわり
電話のハンズフリーシステムやオーディオコントロールなど多彩なコントロールスイッチを装備するステアリング電動シートのポジションは、4カ所メモリーできる
RX450hのメーターパネル。ハイブリッド車のため、左側のメーターはPOWERメーターとなるセンターコンソールに装備されるリモートタッチのコマンダー8インチ液晶ディスプレーに表示されるメイン画面。アイコン表示され、分かりやすい
エアコンのコントロールもリモートタッチで行えるレクサス RX ミュージアムの入口は大江戸温泉物語の向かいに位置する。駐車場は用意されているが台数に限りがあるとのこと

 

URL
レクサス
http://lexus.jp/
ニュースリリース
http://www.toyota.co.jp/jp/news/09/Jan/nt09_006.html
製品情報
http://lexus.jp/models/rx/
レクサス RX ミュージアム
http://lexus.jp/xover/
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【2008年11月20日】2008LAオートショー:レクサス、新型「RX」を発表
http://car.watch.impress.co.jp/docs/event_repo/2008la/20081120_38145.html
【2008年12月3日】レクサス、新型ハリアーこと「RX」を発売前にショールーム展示
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20081203_38214.html
【2009年1月19日】レクサス、「ハリアー」後継の新型SUV「RX」を発売
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20090119_38453.html

(編集部:谷川 潔)
2009年1月19日