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マツダ、初代「ルーチェ」の試作モデル公開 ジウジアーロ氏が手掛けた「S8P」をオートモビルカウンシル2025に展示
2025年4月11日 12:10
- 2025年4月11日〜13日 開催
マツダは4月11日、初代「ルーチェ」のプロトタイプ「S8P」を「オートモビル カウンシル2025」(幕張メッセ:4月11日〜13日開催)で公開した。
「S8P」は、イタリアのベルトーネが製作したマツダのフラグシップセダンの試作モデル。トリノの工場で内外装をはじめ主要メカニズムのモックアップまで詳細に作り込まれ、1964年7月に広島の東洋工業本社に到着。繊細で美しい魅力的なデザインはその後マツダの社員デザイナーたちによって熟成され、1966年に発売されたルーチェの4ドアセダン、および1969年に発売されたルーチェロータリークーペに引き継がれた、といった歴史が紹介されている。
マツダブースでは、「S8P」を含めて「ユーノス500」「マツダ先駆」「マツダ 魁 CONCEPT」「マツダ VISION COUPE」の5台を展示。今回の出展テーマを「MAZDA DESIGN STORY “心を揺さぶる、モノづくりへの追求”」とし、 マツダエレガンスの原点から現在のデザインビジョンモデルまでの作品たちを通し、マツダデザインストーリーの一端を紹介している。
「ユーノス500」は1990年代のデザインテーマ「ひびきのデザイン」を体現したモデル。「マツダ先駆」は「Nagare(ながれ)」のデザインテーマに影響を与えた2005年の第39回東京モーターショー出展車。そして現在の「魂動」デザインを象徴する「マツダ VISION COUPE」と「マツダ 魁 CONCEPT(マツダ・カイ・コンセプト)」を展示、マツダのデザインの歴史を紹介している。
2025年で10回目を迎える「AUTOMOBILE COUNCIL」は、2016年から開催されている「日本に自動車文化の創生を図ること」を目的とした往年の名車と最新モデルが一堂に展示されるイベント。「日本に自動車文化を育みたい」という共通の想いを持つマツダは9回目の出展となる。
AUTOMOBILE COUNCIL 2025開催概要
開催日時:2025年4月11日~13日
会場:幕張メッセ
テーマ:CLASSIC MEETS MODERN & FUTURE