BMW、電気自動車「MINI E」の実証試験第2期の参加者を募集開始
実証期間は9月1日から2012年1月31日

実証試験第1期で使用されているMINI E

2011年5月16日~6月19日受付



 ビー・エム・ダブリューは5月16日、電気自動車「MINI E」を使った実証試験第2期の参加者募集を開始した。東京近郊在住者、大阪近郊在住者のそれぞれ7名を募集する。応募締切は6月19日。

 MINI Eを利用した実証試験は、米国ニューヨークやロスアンゼルス、独ベルリン/ミュンヘン、仏パリ、中国 北京/上海などで行われ、日本でも3月1日から実証試験第1期をスタートさせている。

 参加者は月々6万円の利用料を支払うと実際にMINI Eを利用でき、具体的にどういった不具合が生まれるかを検証する。分析はドイツ、日本それぞれで実施され、分析結果は同社グループのみならず官公庁やさまざまな研究機関と共有し、日本での次世代自動車の研究開発材料としても活用される。

 今回募集を開始した第2期の試験期間は、9月1日から2012年1月31日までのスケジュールで、第1期では東京近郊在住者を対象に募集を行ったが、第2期では大阪近郊在住者も対象とする。応募はBMW(http://www.bmw.co.jp/)またはMINI(http://www.mini.jp/)のWebサイトで受け付ける。なお、第1期には900名が応募し、約60倍の倍率となった。

 MINI Eは後席にバッテリーを搭載した2人乗車のEV。最大出力150kWh(204PS)、最大トルク220Nmを発生するモーターを搭載し、前輪を駆動する。航続距離は理想的な条件下で250km(通常の走行条件下では168km)で、最高速は152km。充電時間は200V/32Aで4.4時間、200V/12Aで11.5時間、120V/12Aで19.4時間としている。

(編集部:小林 隆)
2011年 5月 17日