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圏央道 茅ヶ崎JCT~寒川北IC間が開通

新湘南バイパスと圏央道(さがみ縦貫道路)を接続

圏央道 茅ヶ崎JCT~寒川北IC間の開通式
2013年4月14日15時開通

 4月14日15時、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の茅ヶ崎JCT(ジャンクション)~寒川北IC(インターチェンジ)間、5.1kmが開通した。

開通区間の位置図

 圏央道は首都高速 中央環状線、外環道(東京外かく環状道路)とあわせて「3環状」と称される道路の1つで、都心から半径40~60kmともっとも外側に位置し延長約300kmを誇る大動脈だ。これらが完成することで都心部を通過するだけのいわゆる通過交通の分散、渋滞の緩和による事故や騒音、排気ガスの低減、さらには災害時の代替路としての役割も果たすことになる。

周辺道路には開通の案内も
開通式典には多数の来客が詰めかけた
黒岩祐治 神奈川県知事
服部信明 茅ヶ崎市長
木村俊雄 寒川町長
テープカットには地元寒川町の小学生も招かれた

 神奈川県内の圏央道は「さがみ縦貫道路」と呼ばれ、3月30日に海老名IC~相模原愛川ICが開通したばかり。今回はそのもっとも南側に位置し、横浜方面と湘南茅ヶ崎を結ぶ新湘南バイパスとの接点となる区間が開通したことになる。また、新湘南バイパスの東側では「横浜湘南道路」~「高速横浜環状南線」を経て、横浜横須賀道路や首都高速湾岸線に至るルートの整備もあわせて進められている。

通り初めの車列は白バイ2台が先導
寒川南は開通区間の中間にあるIC
有人ブースはなく無人の発券機のみを用意
料金所脇には寒川町の花「すいせん」、同町木「もくせい」、茅ヶ崎市の花「つつじ」などが植えられている

 虫食い状に残る寒川北IC~海老名JCT間は2014年度の開通を、相模原愛川IC~高尾山ICは2013年度中の開通を予定。完成の暁には東名高速と中央道、関越自動車道が圏央道で結ばれることになる。2016年度には寒川北IC~海老名JCT間に海老名南JCTが設けられ、新東名の起点となる予定だ(新東名の全通は2020年度予定)。

新湘南バイパス茅ヶ崎方面から茅ヶ崎JCTを経て寒川北ICへ。再生速度1.2倍
寒川北ICから茅ヶ崎JCTを経て新湘南バイパス藤沢方面へ。再生速度1.2倍

(安田 剛)