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国内外の観光イベント「旅博2013」にF3マシンが展示
各航空会社のビジネスクラスシートも紹介
(2013/9/14 12:32)
国内外の観光関連会社などが一堂に会するイベント「旅博2013」が9月13日より開幕した。会場は東京ビッグサイト(東京都江東区有明)1~3、6ホール。14日~15日は一般公開日となる。入場料は大人1200円、学生600円。保護者同伴の小学生以下と中学生・高校生(要学生証)は無料。
旅博は旅行需要喚起を目的として1977年から開催されているイベント。元々は海外旅行(アウトバウンド)を中心に扱っていたが今年は国内および訪日旅行(インバウンド)なども含めたイベントとし、国内の観光需要開拓も視野にいれている。会場では各国の観光局や航空会社、旅行会社など154の国と地域から730の出展者が参加し、観光情報や旅行情報を提供している。ホール6では世界各国のグルメが味わえるフードコートもオープンしており食べ歩きを楽しむこともできる。
開会式では、主催者を代表してJATA(日本旅行業協会)会長の菊間潤吾氏が登壇し、「今週、2020年東京オリンピック開催が決まったが、前回の東京オリンピックが開催された1964年は日本の海外旅行自由化が認められた年。来年はその50周年であり、旅行というものが果たしてきた役割を考えながら次のオリンピックに向けて進化していきたい」などと挨拶した。
会場ではマカオ観光局がマカオグランプリ出場マシンを展示したほか、各航空会社がビジネスシートなどを展示し、実際に座って体験ができるようになっている。ここではこれらを中心にリポートしていく。
各航空会社のビジネスクラスシート
旅博では各社がブースを構えるものの、パネル展示やパンフレット配布を行うブースが多い。実際に会場にいって、その国や地域から来日した観光担当者と話しつつ旅の情報を得られるのがメリットであるが、誌面で伝わりづらい部分もあるので、ここでは会場に展示されていた航空会社のビジネスクラスシートを紹介する。
旅客機は必然的に長時間座り続けなければならない乗り物で、それだけに各航空会社はより快適性の増した新機材の導入や、シートのリニューアルなどを積極的に行っている。
とくに力を入れて開発しているのが、エコノミークラスよりも客単価を高く設定できるビジネスクラスシート。海外出張を頻繁に行わなければならないビジネスマンからのリピート需要なども狙え、快適性も重視するが各種電源の完備など仕事のできる空間を意識しているものもある。
ANA(全日本空輸)、ユナイテッド航空、JAL(日本航空)、デルタ航空、エアアジアXが実際のシートを展示しており、その全部がフラットになる仕様。座り心地や寝心地を体験できるようになっていた。