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日産、「ジューク」をマイナーチェンジして「パーソナライゼーション」を新設定

特仕「15RX 80th Special Color Limited」も同時発売。「ジューク NISMO RS」は今秋登場

ジューク 15RX パーソナライゼーション
2014年7月14日発表

ジューク:173万7720円~267万8400円

15RX 80th Special Color Limited:200万9880円

15RX アーバンセレクション:221万5080円~228万5280円

前後バンパーの形状変更でクロスオーバーらしい躍動感と存在感をアピール

 日産自動車は7月14日、コンパクトSUV「ジューク」をマイナーチェンジして発売した。価格は173万7720円~267万8400円。また、従来から販売している特別仕様車「15RX アーバンセレクション」もこのマイナーチェンジを受けて内容を変更している。価格は221万5080円~228万5280円。これに加え、創立80周年を記念する特別仕様車「15RX 80th Special Color Limited」も発売した。価格は200万9880円。

ジューク

グレードエンジン変速機駆動方式価格
15RS直列4気筒DOHC 1.5リッターCVT2WD(FF)1,737,720円
15RX1,966,680円
15RX パーソナライゼーション2,036,880円
16GT直列4気筒DOHC 1.6リッターターボCVT(7速モード付き)2,338,200円
16GT パーソナライゼーション2,408,400円
16GT FOUR4WD2,608,200円
16GT FOUR パーソナライゼーション2,678,400円

ジューク 特別仕様車「アーバンセレクション」

グレードエンジン変速機駆動方式価格
15RX アーバンセレクション直列4気筒DOHC 1.5リッターCVT2WD(FF)2,215,080円
15RX アーバンセレクション パーソナライゼーション2,285,280円

ジューク 特別仕様車「15RX 80th Special Color Limited」

グレードエンジン変速機駆動方式価格
15RX 80th Special Color Limited直列4気筒DOHC 1.5リッターCVT2WD(FF)2,009,880円

 今回のマイナーチェンジでは、フロントマスクを“新世代の日産車デザインテーマ”に合わせ、立体感を増したVモーショングリル、ブーメランシェイプのシグネチャーLEDポジションランプなどを使って存在感を強調。また、前後バンパーを新形状に変更してクロスオーバーらしい躍動感と存在感をアピールしている。このほか、ドアミラーにはブーメラン型のサイドターンランプを組み込み、リアでもブーメランシェイプのシグネチャーLEDコンビネーションランプを採用している。ボディーカラーには新色の「サンライトイエロー」「アズライトブルー」「スーパーブラック」の3種類を追加して全9色のラインアップとしている。

 このほか、2013年8月に発売した特別仕様車「パーソナライズパッケージ」、同12月に発売した特別仕様車「プレミアムパーソナライズパッケージ」が好評だったことを受け、内外装のカラーコーディネートを90通りという多彩なコンビネーションから選択できるスペシャルパッケージの「パーソナライゼーション」を正規ラインアップとしてグレード化。外観ではドアミラーとドアハンドルを黒、赤、白、黄の4色から選べ、内装ではセンターコンソール、各種トリム、シート表皮のセットを赤、白、黄の3色から選択可能。自分好みのジュークが作り上げられるようになっている。

イエローの外装色に白いドアミラーとドアハンドルを組み合わせた「15RX パーソナライゼーション」
パワートレーンも刷新した「16GT FOUR パーソナライゼーション」
専用ローダウンサスペンションの採用で車高が1550mmとなり、多くの立体駐車場が利用できる「15RX アーバンセレクション」も内外装を一新
「15RX アーバンセレクション」専用のクールブラック色17インチアルミホイール
新色の「サンライトイエロー(左)」「アズライトブルー(中央)」「スーパーブラック(右)」

 内装の装備では、15RXシリーズの車両情報ディスプレイ「インテリジェントコントロールディスプレイ」に、アイドリングストップ時間と節約した燃料の表示機能を追加。全車でディスプレイ付自動防眩ルームミラーに車両周囲を上から見下ろしたような映像を表示する「MOD(移動物検知)付きのアラウンドビューモニター」をメーカーオプション設定している。

 このほか、1.6リッターターボのMR16DDTエンジンでは、直噴ガソリンターボエンジンで世界初採用となる「ロープレッシャークールドEGR」を採用。より広範囲でEGRが作動可能になり、さらに各部の摩擦抵抗の低減や燃焼効率の向上などによってJC08モード燃費を2WD(FF)の16GTで14.2km/L、4WDの16GT FOURで13.4km/Lに高めている。さらに最大トルクの発生回転域を引き下げ、組み合わせるトランスミッションをエクストロニックCVT-M6からエクストロニックCVT-M7に変更。良好な加速性能とアグレッシブな走りを手に入れている。

パーソナライゼーション車両では、インテリアのセンターコンソール、トリム類、シート表皮をイエロー(左)、ホワイト(右)などから選べる
ルームミラーの右側に「MOD(移動物検知)付きのアラウンドビューモニター」を組み込むメーカーオプションが新設定された

ジューク 15RX 80th Special Color Limited

 5月に先行して「リーフ」「キューブ」に設定された「80th Special Color Limited」(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20140515_648643.html)が、このマイナーチェンジに合わせてジュークにも設定された。ジュークでは2WD(FF)の15RXがベースとなり、「リーフ」「キューブ」と同じく、同社を代表するプレミアムスポーツカー「スカイライン GT-R」「フェアレディZ」のイメージを受け継ぎ、ボディーカラーに「プレミアムディープマルーン」「プレミアムサンフレアオレンジ」「オーロラフレアブルーパール」「ブリリアントホワイトパール」の4色を設定。これに加え、専用ブロンズカラーの16インチフルホイールカバー&ドアミラー、メッキ仕上げのドアハンドルなどを装着して創立80周年記念の特別感を演出している。

日産スポーツカーのヘリテージを感じさせる4色のボディーカラーを専用設定
専用ブロンズカラーのドアハンドル、メッキ仕上げのドアハンドルなどを装着

ジューク NISMO RS

 今回の発表では、マイナーチェンジに加えて今秋の発売を予定しているハイパフォーマンスモデル「ジューク NISMO RS」の車両概要についてもアナウンスされた。ジュークの16GT FOURをベースとするNISMO RSでは、専用ECUセッティングでエンジンの最高出力を向上させ、トランスミッションには8速モード付きのCVTをセット。車体の16個所に補強を施して車体剛性を4%高め、強化されたエンジンや足まわりなどのポテンシャルを最大限に引き出しつつ、質感の高い乗り心地を両立できるシャシー設定としている。

 このほか、フロントブレーキではローター径を拡大、リアブレーキではベンチレーテッドディスクを採用し、制動力とブレーキパッドの耐フェード性を向上させているほか、キャリパーにはNISMOのイメージカラーであるレッドの塗装を施して高いパフォーマンスをアピールしている。さらにインテリアでは、フロントシートを日産とレカロ社が共同開発した専用スポーツシートに変更してスポーツドライブをアシストする。

ジューク NISMO RS
フロア下やピラーなどの要所に補強を追加
フロントグリルに「nismo RS」のバッヂを装着
専用デザインのアルミホイールや赤く塗装されたブレーキキャリパーを装着
シェル構造で高いシート剛性としっかりしたホールド性を発揮する専用スポーツシート

(編集部:佐久間 秀)