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フォルクスワーゲン、「ザ・ビートル」に229万9000円の新グレード「ベース」

「デザイン」は4万9000円、「ターボ」は26万6000円の価格引き下げ

2015年7月7日発売

229万9000円~343万9000円

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、ザ・ビートルに230万円を切るエントリーグレード「The Beetle Base」(ザ・ビートル・ベース)を追加。さらに既存グレードの「Design」(デザイン)と「Turbo」(ターボ)の装備内容変更と価格引き下げを行い、それぞれ7月7日に発売する。価格は229万9000円~343万9000円。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
Base直列4気筒SOHC 1.2リッター直噴ターボ7速DCT(7速DSG)2WD(FF)2,299,000円
Design2,600,000円
Design Leather Package3,439,000円
Turbo直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボ6速DCT(6速DSG)3,349,000円
ザ・ビートル・ベース。ボディーカラーは「トルネードレッド」

 初代「ビートル」の誕生から77周年を迎えたことを記念して追加された新グレードのベースは、装備内容や内外装色を絞り込み、229万9000円という価格を実現したモデル。外観ではボディーカラーに「トルネードレッド」「ピュアホワイト」「ディープブラックパールエフェクト」「リフレックスシルバーメタリック」の4色を設定し、ブラックのサイドスカートとアウタードアハンドルを装着。ホイールもデザインのアルミホイールからスチールホイール+フルホイールキャップに変更している。

 また、インテリアではデザインでレザー仕様となるステアリングホイール、シフトノブ、ハンドブレーキグリップが樹脂製となり、シート表皮が専用となるスタンダードシートに変更される。

 このほかに装備面では、「スタティックコーナリングライト」「オートライトシステム」「フォグランプ(フロント)」「レインセンサー」「自動防眩ルームミラー」といった視界関連、「カミングホーム&リービングホーム」「クルーズコントロール」といった機能装備などが省略されている。

ザ・ビートル・ベースで外観の大きな変更となるサイドビュー
タイヤサイズは215/60 R16で変更はないが、スチールホイール+フルホイールキャップを採用する
ほかのグレードでボディー同色となるサイドスカートがブラックとなっている
撮影車両はオプション設定の「バイキセノンヘッドライトパッケージ」(16万2000円高)を装着。スマートエントリー&スタートシステムの「Keyless Access」とセットオプションとなっており、この追加によって通常はブラックのアウタードアハンドルがボディー同色になっている
エンジンはデザインなどと同じ直列4気筒SOHC 1.2リッター直噴ターボの「CBZ」を搭載。最高出力77kW(105PS)/5000rpm、最大トルク175Nm(17.8kgm)/1500-4100rpmを発生
ザ・ビートル・ベースのインパネ。ステアリングホイールが樹脂製となり、スポーク部分はほかのグレードではボディー同色だが、こちらではすべてブラックとなる
ステアリングと同様、ハンドブレーキグリップとシフトノブも樹脂製に変更
インパネにピアノブラック加飾パネルを採用
ザ・ビートル・ベースでは内装とシートカラーにブラックのみを設定。シートは専用のスタンダードシートを採用する
ドアトリムは全面ブラックとなる

 既存グレードの変更では、ザ・ビートル・デザインで標準装備品に「レインセンサー」「オートライトシステム」「Keyless Access」を追加しながら、価格を4万9000円引き下げて260万円に変更した。

 ザ・ビートル・ターボでは、従来はオプション設定だった「3連メーター」「バイキセノンヘッドライト(ハイトコントロール機能付)」などをセットにする「Coolster パッケージ」を標準装備に追加。さらにUVカット機能付きの「ダークティンテッドガラス」「カミングホーム&リービングホーム」「レインセンサー」「オートライトシステム」などを新規装備しているが、これまで標準装備だったナビゲーションシステム「714SDCW」をオプション設定に変更して価格を26万6000円引き下げ。334万9000円の価格を実現している。

(編集部:佐久間 秀)