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フォルクスワーゲン、最高出力106PSアップの「ザ・ビートル・ターボ」

先代ゴルフGTIの2.0TSIエンジン&6速DSGを搭載

ザ・ビートルのスポーツバージョン「ザ・ビートル・ターボ」
2013年10月8日発売

348万円

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは10月8日、「ザ・ビートル」のスポーツバージョン「ザ・ビートル・ターボ」を発売した。価格は348万円。ステアリング位置は右のみ。

 パワートレーンに先代ゴルフGTIで採用した、直列4気筒DOHC 2.0リッターターボ「2.0TSI」エンジンと6速DSGを搭載するザ・ビートルのスポーツバージョン。ザ・ビートルの直列4気筒SOHC 1.2リッターターボ「1.2TSI」エンジンが最高出力77kW(105PS)/5000rpm、最大トルク175Nm(17.8kgm)/1500-4100rpmなのに対し、2.0TSIエンジンは最高出力155kW(211PS)/5300-6200rpm、最大トルク280Nm(28.6kgm)/1700-5200rpmと、出力&トルクが大幅に向上。JC08モード燃費は13.4km/L(ザ・ビートルは17.6km/L)となった。

 エクステリアでは、ドアミラーとサイドスカートをブラックにしたほか、リアスポイラー、ボディー同色のリアディフューザー、クロームツインエキゾーストパイプ、5本スポークの18インチアルミホイール(タイヤサイズ:235/45 R18)、レッドブレーキキャリパーなどを専用装備。

ザ・ビートル・ターボのボディーサイズは、ザ・ビートルと同じく4270×1815×1495mm(全長×全幅×全高)。重量はザ・ビートルから80kg増となる1380kg。搭載する2.0TSIエンジンは155kW(211PS)/5300-6200rpm、最大トルク280Nm(28.6kgm)/1700-5200rpmを発生
ボディーカラーはリフレックスシルバーメタリック、ディープブラックパールエフェクト、キャンディホワイト、デニムブルー、リーフブルーメタリック、サターンイエロー、トルネードレッドの7色を設定
オプションの「Coolsterパッケージ」に含まれる3連メーター(油温/ストップウォッチ/ブースト計)

 インテリアでは、ブラックのインストルメントパネル/ドアトリム/ステアリングホイールトリムを採用するとともに、スポーツシートやアルミ調ペダルクラスター(アクセル/ブレーキ)、ドアトリム下部が白く光るアンビエントライトを装備。加えてオプション設定の「Coolsterパッケージ」(21万円)を選択すると、ダッシュボード上の3連メーター(油温/ストップウォッチ/ブースト計)、LED付きバイキセノンヘッドライト、ダークティンテッドガラス(左右リアガラス)が追加装備される。電動パノラマスライディングルーフ(14万7000円)、レザーシート(21万円)もオプションで用意する。

 そのほか、センサーにより障害物などを感知し、警告音で知らせる「パークディスタンスコントロール(フロント/リア)」、ポケットなどにあるキーを感知し、ドアハンドルに手をかけるとドアロックが解除する「スマートエントリー&スタートシステム“Keyless Access”」も標準装備している。

 ボディーサイズはザ・ビートルと同じく4270×1815×1495mm(全長×全幅×全高)。重量はザ・ビートルから80kg増となる1380kg(電動パノラマスライディングルーフ装着車は1410kg)となっている。

 こうしたベース車から大幅な変更が行われたザ・ビートル・ターボについて、リリースでは「ザ・ビートルの“GTI”と言っても過言ではない強いオーラを放っている」と表現している。

インテリアではブラックのインストルメントパネル、ドアトリム、ステアリングホイールトリムや、スポーツシート、アルミ調ペダルクラスター(アクセル/ブレーキ)などを専用装備する

(編集部:小林 隆)