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BMW、日本の“おもてなし”を取り入れた新型「7シリーズ」

プラグインハイブリッドモデルを2016年に導入予定

2015年10月29日発売

1217万〜1701万円

ビー・エム・ダブリューが新型7シリーズを10月29日に発売。写真左から、ルッツ・ロートハルト氏、独BMWデザイン部の永島譲二氏、ペーター・クロンシュナーブル氏

 ビー・エム・ダブリューは10月7日、新型「7シリーズ」を10月29日より発売すると発表した。価格は1217万円〜1701万円。なお、新型「7シリーズ」のプラグインハイブリッドモデルは2016年に導入予定。

モデル エンジン 変速機 価格
740i 直列6気筒DOHC 3.0リッターツインパワーターボ 8速AT 12,170,000円
740i M Sport 8速スポーツAT 12,880,000円
740Li 8速AT 13,460,000円
740Li M Sport 8速スポーツAT 14,320,000円
750i V型8気筒DOHC 4.4リッターツインパワーターボ 8速AT 14,850,000円
750i M Sport 8速スポーツAT 15,370,000円
750Li 8速AT 16,490,000円
750Li M Sport 8速スポーツAT 17,010,000円

 今回日本に導入される「7シリーズ」のモデルラインアップは、3.0リッターモデルの「740i」「740Li」と、4.4リッターモデル「750i」「750Li」。それぞれのモデルに「M Sport」モデルを用意する。

「740i」「740Li」に搭載される直列6気筒DOHC 3.0リッターツインパワーターボエンジンは、最高出力240kW(326PS)/5500rpm、最大トルク450Nm(45.9kgm)/1380-5000rpmを発生し、8速ATを組み合わせる。JC08モード燃費は12.2km/Lを達成。

「750i」「750Li」に搭載されるV型8気筒DOHC 4.4リッターツインパワーターボエンジンは、最高出力330kW(450PS)/5500-6000rpm、最大トルク650Nm(66.3kgm)/1800-4500rpmを発生し、8速ATを組み合わせる。

新型「7シリーズ」は水平基調で細くスリークなデザインに仕上げたという
キドニーグリルには冷却が必要な時にだけ開くシャッターが採用され、空力性能を向上させた
LEDハイビーム・ヘッドライトに加えて70km/hを超えるとレーザーライトが自動点灯。LEDの約2倍相当の最大600m先までの照射範囲を広げる
リアまわりのデザインも水平基調となっている

 車体にはカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)、アルミニウム、超高張力スチールによる複合構造ボディー「カーボン・コア」を採用して、従来モデルとの比較で130kgの軽量化を実現。また、ステレオカメラを採用して車線や前方車両を検知し、ステアリングを自動操舵して車線中央の走行を維持する「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」を全車標準装備した。

 そのほか、70km/hを超えるとLEDハイビーム・ヘッドライトに加えてレーザーライトが自動点灯する「BMWレーザー・ライト」、3Dカメラがドライバーの手の動きを認識してジェスチャーで車載コントロール・システム操作ができる「ジェスチャー・コントロール」、リモコンキーの操作でドライバーが車外から駐車ができる「リモート・コントロール・パーキング(2016年中旬に日本市場導入予定)」など、量産車初となる機能を採用した。

 新型「7シリーズ」発表会に登壇したビー・エム・ダブリュー 代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏は、「7シリーズは、今までで最も贅沢でありながら、従来より燃費を抑えています。それを実現したのはカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)、アルミニウム、超高張力スチールによる複合構造ボディーの採用で、BMWではそのボディーの製造に100%再生可能な水力発電を利用しています。BMWはクルマのライフサイクルプロセスの最初から最後まで持続可能に構築していくことを目指しており、将来的にプレミアムのコンセプトは、ますます持続可能性によって定義されると信じています。持続可能性は、コンテンポラリーラグジュアリーをカタチ作るうえで、革新的な技術と同じくらい大切なものです」と持続可能性を持ったモデルであることを強調したほか、2016年にはプラグインハイブリッドモデルを導入することを明かした。

「7シリーズ」発表会で、ビー・エム・ダブリュー代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏は、コンテンポラリーラグジュアリーであることと、持続可能性に配慮したモデルであることを強調した

 7シリーズの提供価値として「コンテンポラリーラグジュアリー」を強調したクロンシュナーブル氏は、「7シリーズには、日本のおもてなしの精神を取り入れて、お客様に最高のおもてなしを提供します。ドライバーがクルマに近づくとウエルカムライトで車内へと導き、ドアを開けるとほのかな香りであなたを迎え入れます。運転をしながらマッサージを楽しんだり、後部座席ではパノラマルーフに感動してください。道路に凸凹があってもクルマがそれを予測して走りを滑らかにして、シネマ品質の音響に包まれながらリラックスすることができます。未来のラグジュアリーを今作ることで、新しいお客様をひきつけています」と、その仕上がりに自信を示した。

 同発表会には、独BMW デザイン部門 エクステリア・クリエイティブ・ディレクターの永島譲二氏が来日して参加。永島氏は「一見すると従来の7シリーズと変わらないイメージがあるかもしれませんが、走っているところを見るとだいぶ印象が違います。高級感、ダイナミック、スポーティ感、エレガントな感じなど、BMWに求められるすべての要素が、前のモデルより進化して強調されたデザインになっています」と新型7シリーズを紹介。

ドイツ本社から来日した、BMW デザイン部門 エクステリア・クリエイティブ・ディレクターの永島譲二氏
プレゼンテーションで、エクステリアデザインの特徴や、足下に広がる光のカーペット「ウェルカムライト」など、7シリーズの特徴を示した

 プレゼンテーションでは細部のボディーデザインを示して、永島氏は「BMWでは、高級車であっても視覚的に重いカタチとか静的なカタチより、軽くて躍動感のあるカタチが大切な要素になり、細くスリークに見せることが重点になる」と、デザインの特徴を示した。

「リア・シートエンターテイメント・エクスペリエンス」装備モデルでは、運転席と助手席のシートバックに10.0インチのカラーディスプレイを装備、BMWタッチコマンドでカーナビやエンターテイメントなどを操作可能

(編集部:椿山和雄)