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ゼットエムピー、車載CANデータのクラウド構築サービス

CANデータ送受信機「ZMP OBDII/CAN-B」と、クラウドサーバー「Windows Azure」で構成

車載CANデータをモバイル端末経由でクラウドサービスにアップロード
2013年2月27日開始

 ZMP(ゼットエムピー)は2月27日、車載CANデータをスマートフォンやタブレット端末経由でクラウドにリアルタイム送受信可能なシステムを構築する、「車載CANデータ・クラウド・システム構築サービス」の提供を開始した。価格は20万7900円。

 車載CANデータ・クラウド・システム構築サービスは、同社のCANデータ送受信機「ZMP OBDII/CAN-B」と、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Windows Azure」からなる。サービス利用者は、プリウスなどOBD II搭載車種にZMP OBDII/CAN-Bを接続。ZMP OBDII/CAN-Bと、スマートフォンやタブレット端末をBluetoothで接続し、取得データをWindows Azureに送り込む。

 利用者は、取得されたCAN情報をクラウドサービスからリアルタイムに受信・モニタリングができる。

取得可能なデータは以下のとおり。

●Android端末から取得可能な情報
・GPS(緯度・経度・高度・時間)
・加速度センサ
・ジャイロ(角速度)センサ
・地磁気センサ
・方位センサ
・近接センサ
・照度センサ

●プリウスから取得可能な情報
・ハンドル切れ角
・ブレーキペダル踏み具合
・アクセルペダル踏み具合
・車速
・四輪回転速度
・エンジン回転数
・発電機回転数
・モーター回転数
・運転モード
・クーラント温度
・シフトレバー位置
・ライト点灯状態
・ドア開閉状態
・走行距離計
・充電状態(SOC)
・メインバッテリ電流
・メインバッテリ電圧
・サブバッテリ電圧

(編集部:谷川 潔)