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日産、日産エッセンスを軽に凝縮した新型「デイズ」「デイズ ハイウェイスター」

日産DNAを具現化した「親・品・感」軽ハイトワゴン

デイズ、デイズ ハイウェイスターという2種類のボディーラインアップ
2013年6月6日発売

106万7850円~156万7650円

 日産自動車は6月6日、軽ハイトワゴン「デイズ」「デイズ ハイウェイスター」を発売した。車両価格は106万7850円~156万7650円。

グレードエンジン変速機駆動方式車両価格
J直列3気筒DOHC 0.66リッターCVT2WD(FF)1,067,850円
S1,120,350円
X1,220,100円
ハイウェイスターJ1,220,100円
ハイウェイスターX1,310,400円
ハイウェイスターG1,379,700円
ハイウェイスターG ターボ直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ1,484,700円
S直列3気筒DOHC 0.66リッター4WD1,237,950円
X1,337,700円
ハイウェイスターX1,428,000円
ハイウェイスターG1,497,300円
ハイウェイスターG ターボ直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ1,567,650円

 デイズ、デイズ ハイウェイスターは、2011年6月に日産自動車と三菱自動車工業によって設立された軽自動車事業会社「NMKV」から生み出された第一弾モデル。同じく6月6日にデビューした三菱自動車工業の「eKワゴン」「eKカスタム」とは姉妹車になる。

 日産が企画段階から携わった初めての軽自動車となるデイズ、デイズ ハイウェイスターは、新世代の「日産デイズシリーズ」の第1弾。2014年初頭に第2弾となるスーパーハイトワゴン「デイズ ルークス」のデビューが予告されているだけに、幕開けとなるデイズ、デイズ ハイウェイスターの開発ではユーザーニーズを徹底研究。商品コンセプトを「軽のメインストリームへ“親・品・感”」と定めたほか、車名では軽自動車が持つ「ユーザーの毎日をサポートする」という本質を表現しながら、Sを反転したZを用いることで、これまでの軽自動車になかった魅力でユーザーの毎日を楽しい日々に変えていくという思いが込められている。

「すっきりハンサムな顔つき」がコンセプトのデイズ
「上質でスポーティで堂々感がある」というコンセプトのデイズ ハイウェイスター

 ボディーカラーは新開発の「ミネラルブルー(M)」「レディッシュマルーンPM」「プレミアムパープル(P)」の3色を含む全8色をラインアップ。ただし、デイズ ハイウェイスターは際だつエクステリアデザインとのマッチングを考慮して、4色の設定に留めている。

ミネラルブルー(M)
レディッシュマルーンPM
プレミアムパープル(P)
ホワイト
ホワイトパール(3P)
クールシルバー(M)
ブラック(P)
シルキーローズ(M)
プレミアムパープル(P)
ホワイトパール(3P)
クールシルバー(M)
ブラック(P)

 エクステリアデザインでは、デイズとデイズ ハイウェイスターでフロントマスクとフロントフェンダー、車体上下に装着する各種エアロパーツ、リヤバンパーの造形やライト類のデザインで差別化を実施。また、共通するサイドビューでは、ヘッドライトから伸びるラインとドアパネルに躍動感を与える上下2本のシャープなラインが特徴的だが、これだけ大胆に表現されているにもかかわらず、車内のスペースに極力マイナスを出さずに成立する配置を、内部構造と付き合わせながら探り出して描いている。

 インテリアでは、紫外線を99%カットする「スーパーUVカットガラス(フロントドア)」を日産車として初採用。シート表皮はエンボス加工で立体感を表現し、見た目と手触りの両面で柔らかさを感じるよう演出する。さらに後席では、シート座面を前方に張り出させ、日産の“おもてなし”演出でおなじみのオットマン形状として快適さをアピールする。

デイズのインパネ。視認性に優れる大型スピードメーターを採用し、周囲にグレーのグラデーションを配置して白色照明を際立たせる
デイズの内装色は全車アイボリー
デイズ ハイウェイスターのインパネはスポーティなブラック内装。メーターパネルは立体的なシルバーリングやブルー照明でスポーティさとプレミアム感を演出
スエード調クロスを使うデイズ ハイウェイスターのシート表皮。エボニーのカラーリングでシルバーのラインをアクセントに配置
車両前方の視界を広げ、快適で運転しやすいインテリアを実現。フロント側のドアガラスには紫外線を99%カットする「スーパーUVカットガラス」を使い、女性ユーザーにアピールする

 安全装備では、軽自動車で初めてアラウンドビューモニターを採用。デイズ X、デイズ ハイウェイスター Gデイズ ハイウェイスター Gターボに標準装備。デイズ ハイウェイスター Xにメーカーオプションとして装着する。カメラの映像は自動防眩機能付ルームミラーに内蔵されたモニターに表示され、ナビ非装着車でも利用できる。

コンパクトな軽自動車でも、やはりあればうれしいアラウンドビューモニター。後退時に無意識でも視線を送るルームミラー内に映像が表示されるので、使いやすさも高い。デイズは全車オーディオレスが標準になり、ディーラーオプションで設定される日産オリジナルナビを装着すれば、アラウンドビューモニターの映像をナビの画面にも表示可能
アラウンドビューモニターのカメラはフロントグリル、両側のドアミラー下部、リヤハッチの4個所に設置
ディーラーオプションのナビには、先日発表された「Nissan ConnectいつでもLink」の対応品2種類を設定

 このほかに装備品では、直観的なタッチ操作で先進的で扱いやすい「タッチパネル式フルオートエアコン」を設定し、デイズ ハイウェイスター全車とデイズ Xに標準装備。大型のピアノブラック調パネルは上質感を演出するほか、可動部分がないので汚れを掃除しやすいこともメリットになる。

高輝度の白色照明でスイッチ類を表示。低音と高音のアンサーバック音で操作をサポートする
デイズ J/Sはダイヤル式のマニュアルエアコンを装着
軽ハイトワゴン系でユーザーからの注目度が高い収納スペースは、日常での使い勝手を考えて最適なポジションに配置
リアシートは5:5分割可倒式。93L(VDA)のラゲッジ容量を備える

 このほか、減速状態でスピードが13km/h以下まで下がると停車することを予見してエンジンを停止するアイドリングストップシステム(FFのデイズ S/X、デイズ ハイウェイスター X/Gに標準装備)、副変速機付エクストロニックCVT、新開発の直列3気筒DOHCエンジンなどの組み合わせにより、アイドリングストップ装着車では軽ハイトワゴンでナンバー1となる29.2km/Lの燃費を実現している。

信号待ちなどでブレーキを踏むと、停車に先駆け13km/h以下の領域からエンジンを停止する

 デイズのリリースに合わせ、日産自動車の関連会社であるオーテックジャパンは、デイズをベースとしたカスタムカーの「ライダー」、乗り降りをアシストするライフケアビークルの「アンシャンテ」を発売している。

デイズ ハイウェイスター Xをベースとした「ライダー」。ほかのグレードにも設定し、車両価格は137万7600円~172万5150円
アンシャンテの「助手席スライドアップシート」。ほかにも「助手席回転シート」「アシストグリップ付車」などが用意されている

(編集部:佐久間 秀)