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三菱自動車、“世界に誇れるジャパニーズミニ”新型「eKワゴン」「eKカスタム」発表会
「トッポ」「i(アイ)」は生産を中止
(2013/6/7 00:00)
三菱自動車工業は6月6日、フルモデルチェンジした軽トールワゴン「eKワゴン」「eKカスタム」の記者発表会を開催した。
なお、新型「eKワゴン」「eKカスタム」の詳しいスペックや車両価格などは関連記事(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20130606_602407.html)でご確認いただきたい。
「世界に誇れるジャパニーズミニの誕生」と自負する益子社長
発表会で登壇した三菱自動車の益子修社長は、1961年からスタートした50年以上続く同社の軽自動車の歴史や新型eKワゴン、eKカスタム誕生の経緯、eKワゴン、eKカスタムが持つ魅力などを紹介。このなかで、「軽自動車の普遍的な価値である高い経済性や扱いやすさに加え、従来の軽自動車の枠を超えた小型車並みの便利な機能装備を多数備え、お客様の要望に十分答えられる高いクオリティを実現しました。まさに、世界に誇れるジャパニーズミニの誕生です」と、ニューモデルに対する自信を口にした。このほか、これまで販売してきたトッポとi(アイ)は生産を中止。乗用車系の軽自動車は新型eKワゴン、eKカスタム、さらに来年早々に市場投入する新型スーパーハイトワゴンに集約される。ただし、i-MiEVはEVラインアップとして今後も継続販売となる。
新型eKワゴン、eKカスタムの詳細なアウトライン解説のために登壇した商品戦略・事業化統括部門の秋田義雄プロダクト・エグゼクティブは「国内自動車市場は全体として縮小傾向にあるが、軽自動車は今後も安定した需要が見込まれ、軽自動車比率は数年のうちに40%に達すると予想している。ボディタイプ別の需要動向では、軽自動車の最大市場はトールワゴンで42%を占め、今後も中心で在り続けると予測。トールワゴンユーザーは地方在住者が約8割でそのうち60%が女性。近年では男女共に高齢層が増加している。これらの調査結果から、ターゲットカスタマーは毎日クルマを使う30代から50代の女性、大きなクルマが不要になった高齢層とした。企画開発では今の時代に求められる“真にいい軽”を提供したいという思いから、eKワゴン、eKカスタムと命名。ジャストユアパートナーを商品コンセプトとしている」と語った。
このほか、発表会にはテレビCMに出演する女優の井川遥さん、俳優の佐藤健さんがゲストとして参加。CM撮影でのエピソードなどに加え、それぞれの車両について感想をコメント。eKワゴンのCMに出演する井川さんは「このクルマには紫外線を99%カットしてくれるガラスが使われているそうで、今日着ているようなノースリーブでも、着替えずにそのまま出かけれるのは女性として嬉しいかぎりですよね。でも、それだけじゃなくて、撮影現場で運転してみて、リヤビューモニター付きのルームミラーがあるので、クルマの後ろ側の下までよく見えて、安全性や機能美を満たしてくれる、女性の気配りが集まったようなクルマだと思いました」と表現した。eKカスタムのCMを担当する佐藤さんは「軽自動車でもシャープな印象で、トリプルアローズラインというサイドのデザインもすごくかっこいいと感じました。軽自動車ですが男性にもぜひ乗ってもらいたいと思います」と語った。