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パナソニック、テスラ「モデルS」向けリチウムイオン電池セルを1億個出荷
「モデルS」は今年2万台以上の販売が見込まれる
(2013/6/12 15:01)
パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は6月12日、2013年6月でテスラモーターズの高級EVセダン「モデルS」向けリチウムイオン電池セル(18650サイズの電池セル)の累計出荷数が1億個を達成すると発表した。
両社はEV用の次世代リチウムイオン電池セルの共同開発を進め、テスラの高級スポーツカー「ロードスター」から電池セルの供給をスタート。現在は「モデルS」に向けて電池セルを供給している。パナソニックの技術で製作された電池セルは、業界トップクラスの高エネルギー密度と性能を持ち、電気自動車用途に求められる品質や寿命に最適化した設計となっている。このセルがテスラによってバッテリーパックに仕上げられ、「モデルS」の500kmという航続距離を実現している。「モデルS」は斬新で高級感のあるデザインと長い航続距離といった高いパフォーマンスが評価され、本年も2万台以上のセールスが見込まれている。
パナソニックでは、地球環境保護に対する社会的意識の高まりを受け、今後急速に拡大すると予測される環境対応車用2次電池の開発と事業強化を推し進め、さらなる高性能電池の開発と商品化を加速。グローバルでの環境対応車用電池事業の拡大に取り組んでいくとしている。