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メルセデス・ベンツ、新型「Eクラス クーペ/カブリオレ」発表会
「女性のお客さまにぜひ、お選びいただきたい1台」と上野社長
(2013/8/5 19:14)
メルセデス・ベンツ日本は8月5日、東京・六本木のメルセデス・ベンツ コネクションにおいて新型 Eクラス クーペ/カブリオレの発表会を開催した。すでにEクラスはセダン/ワゴンの新型が発表されており、これでEクラスすべてが新しいフロントマスクの新型に置き換わった。発表会では女性ユーザー比率が高いことを踏まえ、女性とメルセデスというテーマで進行した。
メルセデス・ベンツは女性との関わりあいが深いブランド
発表会では同社の上野金太郎社長兼最高執行経営役員(CEO)があいさつ、Eクラス クーペ/カブリオレには新しいパワートレーン、新しい安全技術を搭載したという特徴を挙げながらも「女性のお客さまにぜひ、お選びいただきたい1台」と語った。
上野社長は「メルセデス・ベンツは女性との関わりあいが深いブランドとして知られている。そもそも“メルセデス”はスペイン語で“慈悲深い”という女性の名前、そして当時、レースに参戦する際にオーストリアの起業家の娘の名前をつけたことが起源」と説明した。
さらに「メルセデス・ベンツ日本の社内や販売店でも、近年は女性がたいへん活躍しており、女性のお客様も年々増えている。今年の好調な販売状況は、おそらく女性の貢献がとても大きい」と話し、女性からの支持が増えていること訴えた。
季節を問わずオープンドライブを楽しんでいただけるカブリオレ
新型 Eクラス クーペ/カブリオレの商品説明は、女性とメルセデスというテーマにならい、商品企画/マーケティング部部長の阿左見 薫氏が行った。
阿左見氏は最初に、カール・ベンツの妻であるベルタ・ベンツが、1888年夏に夫の発明した自動車で世界初の女性による長距離ドライブに出かけたエピソードを紹介、自動車の信頼性や実用性を最初に女性がPRしたと話した。
阿左見氏は「スタイリッシュで洗練されたデザイン、なめらかなルーフラインが印象的」とデザインの特徴を説明、「カブリオレのトップは4色、インテリアは大幅に質感が向上して上質な空間を提供」と内外装のよさを訴えるとともに、「進化型レーダーセーフティパッケージ」の標準装備や、オプションの「360°カメラシステム」など、新しい装備についても紹介した。
また、カブリオレについては「ルーフを閉じればクーペのような静かさを提供するアコースティックソフトトップ、室内への外気の巻き込みをふせぐエアキャップ、温風が出て首元を温めるエアスカーフなどを備え、季節を問わずオープンドライブを楽しんでいただける」と話し、女性にとっては辛くなりがちなオープンエアドライブが新型Eクラス カブリオレでは快適である点を強調した。
このほか、3カ月目で契約中止もできる「ドリームリース」の導入とともに、価格についてもE250 カブリオレを「待望の右ハンドルのE250 カブリオレを699万円で、メルセデス唯一の4シーターオープンモデルをより身近に感じていただけるのではないでしょうか」と売り込んだ。
今後のプロモーションとしては、女性からアイデアを募集してカブリオレの魅力を多くの人に知ってもらうキャンペーンサイト「Cabriolady Campaign」を8月19日に公開し、10人に実際にEクラス カブリオレを体験してもらうという。また、ファッション誌やライフスタイル誌など全14誌とタイアップして、それぞれの視点でEクラス クーペ/カブリオレの魅力を発信するという。
新型 Eクラス クーペ/カブリオレは今日から東京および大阪のメルセデス・ベンツ コネクションで展示し、試乗車を用意する。メルセデス・ベンツ正規販売店でのデビューフェアは8月24日、25日に開催する。
E250 カブリオレ
ターボチャージャー付きの直列4気筒2.0リッターエンジンを搭載するカブリオレモデル「E250 カブリオレ」は699万円。ボディーカラーはホワイト系2色がメインになるとし、個性は4色用意されたルーフトップのカラーで演出されることが想定されるという。
E250 クーペ
669万円のベースグレードだが、写真はオプションのAMGスポーツパッケージなどを装着。フロントバンパーにスポイラーを備え、ホイールがAMG仕様になるほか、レザーARTICOシートを装着するなど内外装で装備が変更されている。