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ボルボ、V40全車で「セーフティ・パッケージ」を標準装備化
「ナビゲーション・パッケージ」「レザー・パッケージ」も20万円に価格統一
(2013/11/8 15:37)
ボルボ・カー・ジャパンは、V40シリーズ全車に先進安全装備の「セーフティ・パッケージ」を標準装備し、一部のグレードで装備内容の見直しを行って12月2日に発売する。価格は289万円~409万円。
モデル名 | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
V40 T4 | 直列4気筒DOHCターボ 1.6リッター | 6速DCT | 2WD(FF) | 2,890,000円 |
V40 T4 SE | 3,290,000円 | |||
V40 T5 R-DESIGN | 直列5気筒DOHCターボ 2.0リッター | 6速AT | 4,090,000円 | |
V40 Cross Country T5 AWD | 4WD | 3,690,000円 |
セーフティ・パッケージは「ヒューマン・セーフティ」「全車速追従機能付ACC」「レーン・キーピング・エイド(LKA)」など10種類の先進安全技術をセットにしたもので、従来までは全車に20万円高のオプション設定となっていたが、新たに全車で標準装備することになった。このほか、V40 T4 SEではこれまで標準装備だった「ナビゲーション・パッケージ」をオプション装備にスイッチ。これらの変更を受け、車両価格がV40 T4は従来から20万円高、V40 T4 SEは価格据え置き、V40 T5 R-DESIGNとV40 Cross Country T5 AWDは各10万円高という設定になっている。
このほかパッケージオプションの価格見直しも行われ、V40 T5 R-DESIGN以外のグレードにオプション設定される「ナビゲーション・パッケージ」「レザー・パッケージ」のオプション価格が各20万円となり、V40 T4ではオプション価格がそれぞれ5万円/10万円引き下げられて手に入れやすくなっている。ボルボでは今回のV40を皮切りに、セーフティ・パッケージの全車標準装備化を順次進めていく方針としている。
●セーフティ・パッケージに含まれる10種類の先進安全技術
「ヒューマン・セーフティ」
衝突の危険がある速度で前方車両に接近するとアラームが作動。ドライバーが回避操作を行わない場合は自動的にフルブレーキが作動し、事故を未然に防止、または事故の被害を軽減。さらに歩行者/サイクリスト検知機能が前方の歩行者や自転車を検知して同様に対応する
「全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」
200km/hまで設定可能な速度の上限と車間距離を設定すると、交通の流れに合わせて加減速と停車などを車両が自動制御
「車間警告機能」
あらかじめ設定した車間距離より前方の車両と接近した場合に、フロントガラス下側に警告灯を点滅させてドライバーに通知
「ドライバー・アラート・コントロール(DAC)」
カメラを使用してドライバーの状態を解析し、眠気や注意散漫の兆候があると判断した場合には、警告音とメーターパネルのディスプレイにコーヒーカップのアイコン表示でドライバーに休息を促す
「レーン・キーピング・エイド(LKA)」
車両が蛇行して車線に近づくと、車線内にとどまるようステアリングを穏やかに修正。それでも車線を逸脱をする場合はステアリングを振動させてドライバーに警告する
「ブラインド・スポット・インフォメーション・システム(BRIS)」
車両の死角位置に後続車が接近すると、ドアミラー内側のLEDランプを点灯させて存在を知らせる
「レーン・チェンジ・マージ・エイド(LCMA)」
ウインカーを作動させたときにBRISの検知範囲に車両が存在し、衝突までの時間が3.5秒未満、または70m以内で急接近する車両がいる場合にドアミラー内側のLEDランプを点滅させる
「クロス・トラフィック・アラート(CTA)」
駐車スペースなどからバックで車両を出す場合に、車両後方の左右から接近する車両を検知するとドライバーに警告
「ロード・サイン・インフォメーション(RSI)」
速度制限の数値や追い越し禁止などの道路標識をカメラが認識し、メーターパネルに道路標識のアイコンを表示
「アクティブ・ハイビーム(AHB)」
アクティブ・ベンディング・デュアル・キセノンヘッドライトの装着車に設定される機能。対向車や先行車両を検知して、ヘッドライトをハイビームからロービームに自動切り替えする