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スーパー耐久シリーズの2014年シリーズがツインリンクもてぎで開幕
雨中の決勝レースを制した日産 GT-R NISMO GT3など全出場マシンを一挙紹介
(2014/4/8 00:00)
3月29日予選、30日決勝のスケジュールで、2014年シーズンのスーパー耐久シリーズ 第1戦がツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で行われた。予選は晴天に恵まれたが、決勝は雨のレースとなった。
今年のスーパー耐久シリーズでは、ST-5クラスに発売されて間もない本田技研工業の新型「フィット(通称:FIT3)」、ST-1クラスにインタープロト用マシン「IPS Kuruma 01」が登場している。また、荒聖治選手、高木真一選手、佐々木孝太選手など大勢のSUPER GTドライバーも参戦し、華やかな開幕戦となった。
ST-Xクラス
FIA-GT3マシンによるトップカテゴリー。予定されていたENDLESS SPORTSのBMW Z4 GT3が不参加となったため、出走した2台のみによる争いとなった。この結果、KONDO RACHINGからエントリーするスリーボンド日産自動車大学校GT-Rが開幕戦を制した。
ST-1クラス
2台のBMW Z4にインタープロト用マシンのIPS Kuruma 01が挑む形となったST-1クラス。堀主知ロバート選手と山野哲也・直也兄弟が組むFaust Racing BMW Z4が優勝。本来はスプリントレース用のマシンであるIPS Kuruma 01も、5時間という長丁場を見事完走した。
ST-4クラス
エンジン排気量が1501cc~2000ccの車両によるこのクラスは、ホンダVTEC勢による争いが長く続いていたが、昨シーズンから多くのトヨタ 86が参戦。また、今年は2台のマツダ ロードスターも加わって激しい争いが繰り広げられた。このほかにも、アバルトの695 アセットコルセやトヨタ ヴィッツのターボモデルなども参戦しており、車種の多い華やかなクラスとなっている。
ST-5クラス
排気量1500cc以下のコンパクトクラスがST-5。トヨタ ヴィッツ、ホンダ フィット、マツダ デミオが参戦。発売して間もない新型フィットがトップ3を独占し、そのポテンシャルを見せつけた。
スーパー耐久シリーズの足下を支えるヨコハマタイヤ
スーパー耐久シリーズはヨコハマタイヤのワンメイクレース。FIA-GT3マシンからホンダ フィットまで参戦し、タイヤサイズから駆動方式など多種多様な車両が走るスーパー耐久だけに、タイヤサイズだけでも20種類以上。スリックやレインタイヤなど、すべてをそろえれば膨大な数にのぼる。ヨコハマタイヤはその全タイヤを供給してシリーズを支えている。
2014年シーズンの開催スケジュール
ウェットレースからスタートした2014年のスーパー耐久シリーズだが、今年も多彩なマシンが参戦するバラエティに富んだレースとなっている。次戦は5月24日、25日にスポーツランドSUGOで開催される。
第1戦 3月29日~30日 もてぎスーパー耐久 ツインリンクもてぎ
第2戦 5月24日~25日 SUGOスーパー耐久3時間レース スポーツランドSUGO
第3戦 7月26日~27日 富士スーパー耐久7時間レース 富士スピードウェイ
第4戦 9月6日~7日 スーパー耐久レース in 岡山 岡山国際サーキット
第5戦 10月25日~26日 スーパー耐久 鈴鹿 鈴鹿サーキット
第6戦 11月8日~9日 スーパー耐久 in オートポリス オートポリス