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【FIA WEC 6 Hours of FUJI】予選はポイントリーダー8号車トヨタTS040 Hybridがポールポジション獲得

曇天の中、富士6時間耐久レースは本日11時スタート

2014年10月12日開催

最高峰のLMP1クラスでポールポジションを獲得した、トヨタTS040 Hybrid 8号車(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ組)

 FIA 世界耐久選手権は、スポーツプロトタイプカーを利用して6時間や24時間などの長時間を走るレースだが、今週末は静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイでFIA WEC 6 Hours of FUJI(FIA 世界耐久選手権 第5戦 富士6時間レース)が開催されている。

 10月11日の午後には予選が行われ、注目のトップカテゴリーとなるLMP1クラスでは、富士スピードウェイのオーナーでもあるトヨタ自動車が走らせるトヨタTS040 Hybridの8号車(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ組)がポールポジションを獲得。そのほか、LMP2クラスは26号車 リジェ JS P2・ニッサン(ロマン・スミノフ/オリビエ・プラ/ジュリアン・キャナル組)、LMGTE Proクラスは99号車 アストンマーチン・バンテージ V8(アレックス・マクドーウェル/ダリル・オーヤン/フェルナンド・リース組)、LMGTE Amクラスは98号車 アストンマーチン・バンテージ V8(ポール・ダナ・ラナ/ペドロ・ラミー/クリストファー・二ゴール組)がポールポジションを獲得した。

トヨタのお膝元でポイントリーダーの8号車トヨタがポールポジションを獲得

 WECの予選は独自のシステムを採用しており、2人のドライバーが走った中で最高の2ラップのタイムの平均タイムでグリッドが決定する。つまり述べ4ラップ(2ラップ×2)の平均タイムで争われることになる。予選では、赤旗がでるまでトップだったポルシェのタイムを、予選の最後の最後で8号車トヨタのアンソニー・デビットソンが大幅にタイムを短縮して、一挙にトップに躍り出た。デビッドソンの最速タイムは1分26秒473で、全体のトップタイムでもある。

 2番手は20号車ポルシェ 919 Hybird(マーク・ウェバー/ティモ・ベルンハルト/ブレンダン・ハートレー組)、3番手は14号車ポルシェ 919 Hybrid(ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組)。中嶋一貴がドライブする7号車TS040 Hybirdは4番手、アウディ2台は5番手、6番手となった。

予選2位を獲得した20号車ポルシェ 919 Hybird(マーク・ウェバー/ティモ・ベルンハルト/ブレンダン・ハートレー組)

 そのほか、LMP2クラスは26号車 リジェ JS P2・ニッサン(ロマン・スミノフ/オリビエ・プラ/ジュリアン・キャナル組)、LMGTE Proクラスは99号車 アストンマーチン・バンテージ V8(アレックス・マクドーウェル/ダリル・オーヤン/フェルナンド・リース組)、LMGTE Amクラスは98号車 アストンマーチン・バンテージ V8(ポール・ダナ・ラナ/ペドロ・ラミー/クリストファー・二ゴール組)がポールポジションを獲得した。なお、井原慶子が乗る35号車 モーガン・ジャッド(LMP2クラス)は、最後尾の27番手スタートになる。

 決勝レースは本日11時にスタート予定になっており、本誌では2時間ごとにリポートをお届けする予定だ。なお、レースはBSやケーブルテレビなどで視聴できるJ SPORT3(BS244chなど)か、J SPORT Live+オンデマンド(http://www.jsports.co.jp/ondemand/#jsportsLivePlus)でライブ視聴することができる。

(笠原一輝/Photo:奥川浩彦)