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トヨタ、WEC(FIA世界耐久選手権)の年間マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得

1953年に世界耐久選手権レースが始まって以来、初めて日本の自動車メーカーが年間タイトルを獲得

2014年12月1日発表

 トヨタ自動車が運営するトヨタ・レーシングは12月1日、11月29日~30日(現地時間)に行われたWEC(FIA世界耐久選手権)最終戦「サンパウロ6時間レース」を2位と4位で終え、年間マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得したと発表した。1953年に世界耐久選手権レースが始まって以来、初めて日本の自動車メーカーが年間タイトルを獲得したことになるとともに、トヨタとしては1999年に世界ラリー選手権(WRC)でマニュファクチャラーズ・タイトルを獲得して以来の世界選手権制覇となる。

 トヨタ・レーシングは2014年、全8レース中5勝を挙げた。そのうちポールポジションを4回獲得するとともに、表彰台にも全戦立ち、加えて最速ラップを4回樹立するなど快進撃を見せた。

 WECのシリーズタイトルを獲得したことを受け、トヨタ自動車の豊田章男代表取締役社長は「トヨタのハイブリッド技術を結集し、WECへの挑戦を始めて3年目の今年、トヨタ・レーシング・チームが、TS040 HYBRIDでドライバーズ、及びマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得できたことを大変嬉しく思います。これまでご声援いただいたファンの皆様や、ご支援いただいたオフィシャルパートナーの皆様に感謝申し上げますと共に、シーズンを通じ、心をひとつに、全力で挑んだドライバーやチームスタッフほか関係者全員に『おめでとう、そしてありがとう』の言葉を贈りたいと思います。トヨタは、WECシリーズへの挑戦を通じ、ハイブリッドのさらなる技術革新を進めると共に、『もっといいクルマづくり』に活かしていきたいと思います。今後も引き続き、ご声援いただければ幸いに存じます」とコメントを発表している。

(編集部:小林 隆)