ニュース

ヤナセ、「2014 ヤナセ・ジャイアンツMVP賞」で「メルセデス・ベンツ E 250」を長野久義選手に贈呈

2015年はヤナセ創立100周年のため、リーグ・日本シリーズ両制覇のMVPに「Sクラス」を贈呈

2014年12月24日開催

読売巨人軍の長野久義選手。メルセデス・ベンツ「E 250」のマスコットキーを手にやや緊張気味の表情でフォトセッションに応えていた

 12月24日、ヤナセは東京都港区のヤナセ東京支店 メルセデス・ベンツショウルームで恒例の「2014 ヤナセ・ジャイアンツMVP賞」の贈呈式を開催した。今年度の受賞者は打率.297とチーム内1位を獲得した読売巨人軍の長野久義選手が選ばれ、メルセデス・ベンツ「E 250」が贈られた。

読売巨人軍 長野久義選手に贈呈されたボディーカラー「ポーラーホワイト」のE 250
贈呈された「E 250」は、市販車と同じ仕様のもの。贈呈日がクリスマスイブということもあり、クリスマスをイメージしたリボン(マグネットの装飾)が付けられている

 「ヤナセ・ジャイアンツMVP賞」は、読売巨人軍がレギュラーシーズン3位以内のチーム成績を収めた場合に、最も貢献した選手に対して贈られるもので、1985年より27回続いている。贈られる車種はレギュラーシーズンの成績に応じて決定されており、前年も読売巨人軍がレギュラーシーズンを優勝しているため、村田修一選手が同じくE 250を贈られている。

読売巨人軍に対する思いを熱く語るヤナセ代表取締役社長 井出健義氏

 贈呈式で挨拶したヤナセ代表取締役社長 井出健義氏は「今年の読売巨人軍は、クライマックスシリーズで大波乱があり、阪神に4連敗するという結果に終わってしまった。その結果、本賞を誰にするかは大いに揉めた。野手に関しては文句なく、今回受賞した長野選手となった。そしてピッチャーはセリーグMVPを獲得した菅野智之選手と2人に絞ったものの、正直どちらにするのか頭を悩ませ、なかなか結論が出なかった。菅野選手は8月に負傷して1カ月欠場するまではダントツのチーム貢献を見せたが、9月に復帰するものの運悪くまた負傷してしまい、クライマックスシリーズに出場できなかった。対して、長野選手は10日ほど欠場するものの、クライマックスシリーズでは読売巨人軍が苦戦するなか、頼りになる打者として大きな貢献をしている。これが選考の決め手となった。また、菅野選手は25歳と若くこれから期待できる選手だ。来年は25勝以上すると宣言もしており、ぜひ来年の本賞を堂々と獲りに来て欲しい。来年の読売巨人軍はぜひレギュラーシーズン4連覇し、日本シリーズの舞台に上がってきて欲しい。長野選手には来年の活躍も期待している」と語った。

E 250をアンベール

「ファンの皆様にも見てほしいクルマ」と長野選手

読売巨人軍の長野久義選手

 長野選手は「まさか自分が選んでいただけるとは思っていなかった。一度は乗ってみたいクルマだと思っていたので、今日のクリスマスイブにふさわしい大変素晴らしいプレゼントです。来年はリハビリをしっかりやって、ベンツのように強い身体を作って頑張りたい。素晴らしいクルマなので、東京ドームに行く際に乗りたい。入待ちや出待ちをして頂いているファンの皆さんにもぜひ見てほしい」と語っていた。また、報道陣から「ヤナセは来年で創業100周年を迎えるが、長野選手はホームラン100本まであと18本、100盗塁まであと27盗塁に迫っている。来シーズンのいつぐらいに達成できるか?」という質問に対し「ホームランは来シーズンで達成できると思う。ただ、盗塁はいま右膝の調子がわるいので分からない」と述べた。

ヤナセ代表取締役社長 井出健義氏より、記念のマスコットキーが手渡される
試乗してみる長野選手。贈呈式ではやや堅い表情だったが、ここでは嬉しそうな表情を見せた

 なお、贈呈式の最後に行われている毎年恒例の「無茶ぶり企画」は、長野選手が11月に右肘の手術を行っているため、本人は「左でも打てるのでやります」と意気込みを見せたものの、井出社長が「大事を取って中止」という指示が出たため行われなかった(前年は井出社長が投げるゴムボールをプラスチックバットで村田選手が打ち返すというパフォーマンスが行われた)。

 さらに、井出社長よりクリスマスイブのサプライズとして「ヤナセは2015年で創立100周年を迎える。ヤナセが提供しているセ・パ5球団(読売巨人軍、中日ドラゴンズ、阪神タイガース、オリックス・バファローズ、福岡ソフトバンクホークス)を対象にして、シーズンと日本シリーズの2冠を制したチームのMVP賞として、ベンツの最高級車である『Sクラス』を贈呈するのを約束する。これを励みにして、5球団の選手には奮闘してプロ野球をさらにエキサイティングにしてほしい」と語った。

(シバタススム)