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ホンダ、発表前の新型ステップワゴン 車いす仕様車を「バリアフリー2015」で世界初公開
4月18日まで一般公開。クラストップという室内空間を活用
(2015/4/17 08:56)
- 2015年4月16日~18日
- インテックス大阪
本田技研工業は、4月16日~18日までインテックス大阪(大阪府大阪市住之江区南港北)で開催されている総合福祉展「バリアフリー2015」において、4月下旬発売予定の新型「ステップワゴン」をベースとした車いす仕様車を世界で初めて一般公開した。
ホンダスタッフによると、これは大規模な福祉機器の展示会が大阪においてはこの時期になるため、クラストップの室内空間を持つという新型ステップワゴンベースの車いす仕様車を、車いす仕様車を必要とする人たちにいち早く見てほしかったため。ベースとなる新型ステップワゴンは4月下旬に発売となるが、車いす仕様車については未定とのこと。
展示された新型ステップワゴン車いす仕様車は、2列目、3列目シートの床部分がフローリングになっており、車いすの取りまわしが楽なよう工夫されている。また、新型ステップワゴンの特長とされる、3列目のシートを左右独立して床下格納できる「マジックシート」も装備している。
新型ステップワゴン車いす仕様車では、2列目に車いすの人が乗車できるタイプ、3列目に車いすの人が乗車できるタイプ、2列目と3列目に車いすの人が2名乗車できるタイプ、と3タイプを設定する。
新型ステップワゴンに興味のある人はぜひ、と書きたいところだが、発表前のクルマのため、フロント部分やインパネまわりは隠された状態になっている。また、新型ステップワゴンで大きな話題となっている、タテにもヨコにも開く「わくわくゲート」装備車ではない。しかしながら、その広い室内は変わりなく、マジックシートの動きも見ることができる。
ホンダ以外に、トヨタ自動車、日産自動車、スズキ、ダイハツ工業が大規模なブースを出展しており、技術によって人の暮らしを支える福祉車両の今を実感できる。生活必需品であるクルマの1つの形であるため、時間があったら立ち寄ってみていただきたい展示会だ。