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日産とBMW、南アでEV/PHEVの充電ステーション網を共同で計画・整備

「EVの将来的な成功のために重要なことは業界全体での協力体制」

2015年5月25日(現地時間)発表

 日産自動車の現地法人である南アフリカ日産(NSA)とBMWグループは5月25日(現地時間)、南アフリカにおける両社の電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド(PHEV)用の充電ステーション網を共同で計画・整備するための覚書を締結したと発表した。合意は2017年まで継続する予定。

 両社が協力し、南アフリカにおけるEVの充電インフラ網の整備を推し進める計画。今回の合意により、両社の役員で構成される共同タスクチームを結成し、充電ステーションの運営を行っていく。

 今後は欧米仕様のコンボ方式と、日本仕様のCHAdeMO(チャデモ)方式の両規格の充電口を装備した直流(DC)急速充電ステーションを提供することになっている。一部で小型の交流(AC)充電器を使用する地域もあるため、これらの充電器にはすべてのEV/PHEVと接続可能な「タイプ2」ソケットを装備するという。

 今回の締結について、南アフリカ日産のマイク・ウィットフィールド社長は、「私たちが2013年に100%電気自動車の『リーフ』を発売したことは、持続可能なモビリティを推進し、ゼロ・エミッション車の市場を拡大する日産のグローバルな取り組みの一環でした。このことから、BMWとのパートナーシップは、将来につながる自動車産業を創出するための健全な投資であると確信しています」とコメント。

 また、南アフリカBMWのティム・アボット社長は、EVの将来的な成功のために重要なことは業界全体での協力体制であると語り、「私たちは『i3』と『i8』の発売を成功させました。私たちの戦略に絶対的に必要なことは、お客様にEVの実現性を確信していただくために、必要なインフラが展開されることです。南アフリカで電気自動車およびプラグインハイブリッド車の投入と拡大を成功させるためには、私たちが力を合わせていく必要があります。日産とのパートナーシップは、そのための最初の一歩となるのです」と述べている。

(編集部:小林 隆)