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スズキ、JNCAP予防安全性能アセスメントで「スペーシア」が軽自動車最高得点を獲得
「衝突被害軽減ブレーキ」(AEBS)は32点満点中31.8点の高評価で「ASV+」に認定
(2015/8/5 17:08)
- 2015年8月5日発表
スズキは8月5日、自動車事故対策機構(NASVA)が実施した2015年度予防安全性能アセスメントで、同社の軽ハイトワゴン「スペーシア」「スペーシア カスタム」が軽自動車のなかで最高得点となる46満点中45.8点となり、同社のモデルとして初めて最高ランク評価となる「先進安全車プラス(ASV+)」を獲得したと発表した。
NASVAは1995年度から自動車の安全性能を評価する「自動車アセスメント」を実施しており、2014年から「衝突被害軽減ブレーキ」(AEBS)と「車線逸脱警報装置」(LDWS)について評価する「予防安全性能アセスメント」をスタート。今年度からは前出の2種類に、リアビューモニターの見え方を評価する「後方視界情報提供装置」(バックビューモニタ)を加えた3種類の評価を行っており、3項目合計で46点満点となっている。
「スペーシア」「スペーシアカスタム」では、5月に実施した一部改良で2つのカメラを使うステレオカメラ方式の衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」を軽自動車として初めて採用。従来のレーザーレーダーで車両前方の状況を検知する「レーダーブレーキサポート」では「先進安全車(ASV)」との評価を受けていたが、新しい「デュアルカメラブレーキサポート」搭載車両では、LDWSとバックビューモニタでそれぞれ満点となり、AEBSでも32点満点中31.8点と高く評価されてASV+を獲得している。
この発表のなかで同社は、「スズキは今後も『安全技術の取り組み』を強化し、積極的に安全性を向上させていく」としている。