ブリヂストン、運転時の“疲れ”を軽減することに着目した新タイヤ「Playz PXシリーズ」

セダン・クーペ専用の「Playz PX」

　ブリヂストンは、運転時のハンドルのふらつきを抑制し、運転中に無意識に溜まる“疲れ”を軽減することに着目した新タイヤ「Playz PXシリーズ」を2月1日から順次発売する。セダン・クーペ専用の「Playz PX」（全40サイズ）、ミニバン専用の「Playz PX-RV」（全35サイズ）、軽・コンパクトカー専用の「Playz PX-C」（全21サイズ）を用意し、価格はそれぞれ1万4256円～5万3676円、1万4256円～6万8688円、9936円～4万8060円。

　今回発売する「Playz PXシリーズ」は、タイヤのIN側とOUT側のサイド部を異なる形状とし、運転時のハンドルのふらつきを抑制する独自技術「非対称形状」を採用。これにより路面との接地を安定させ、運転中の細かなハンドル操作（操舵角の修正）を少なくすることでドライバーの運転中に無意識に溜まるストレスを軽減し、“疲れにくい”を実現。この運転中の“疲れにくい”という効果は、脳波信号解析の第一人者である慶応義塾大学理工学部准教授の満倉靖恵氏の監修の下、確認されているという。

　また、独自の材料技術「Nano Pro-Tech」により新開発された新コンパウンド「パワートレッドゴム」を採用。これにより、濡れた路面での滑りにくさや低燃費性能を犠牲にすることなく、ゴムのすり減りにくさを高めることに成功。さらにセダン・クーペ、ミニバン、軽・コンパクトカー用それぞれに専用設計された新パターンを組み合わせることで、スタンダードタイヤ「ECOPIA EX20シリーズ」と比べてより長くタイヤを使用することが可能になっている。

「Playz PX」

「Playz PX」では、センター部のブロック剛性分布を適正化する「クロスリーフカットグルーブ」を採用して高いウェット性能と低燃費性能の両立を実現するとともに、ブロック端部の角を丸めることで制動時におけるエッジの巻き込み変形を制御。制動時のフラットな接地を実現したという。さらにすり減りにくい「パワートレッドゴム」と専用設計の採用により、摩耗寿命は「ECOPIA EX20」比で10％向上

ミニバン専用の「Playz PX-RV」

「Playz PX-RV」ではOUT側のラグ溝を千鳥配置することで剛性を高め、街中での小回り・据え切りによる偏摩耗（片減り）に配慮するとともに、IN側のブロック剛性を確保することで操縦安定性・耐摩耗性能を確保。これによりミニバン特有のふらつきを抑制し、直進安定性とハンドル応答性を高次元でバランスさせることに成功した

軽・コンパクトカー専用の「Playz PX-C」

「Playz PX-C」でも「Playz PX-RV」で採用される高剛性ショルダーブロックなどを採用し、サイド部の剛性を強化することで据え切りにも強く、特にハイト系軽自動車特有のふらつきの抑制に寄与。「Playz PX-C」では、スタンダードタイヤ「ECOPIA EX20C」比で耐偏摩耗性を33％向上させている

「Playz PX」（全40サイズ）

※③、④印サイズは、それぞれ3月・4月に発売予定

「Playz PX-RV」（全35サイズ）

「Playz PX-C」（全21サイズ）