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英アストンマーティンとレッドブル・レーシング、新型ロードカー「AM-RB 001」開発

F1マシン「レッドブル RB12」にはアストンマーティン・ウィングを

2016年3月17日(現地時間) 発表

新型ロードカー「AM-RB 001」

 英アストンマーティンとF1選手権を戦うレッドブル・レーシングは3月17日(現地時間)、パートナーシップを締結したことを発表するとともに、新型ロードカー「AM-RB 001」を開発することを明らかにした。このパートナーシップ締結により、2016年のF1選手権に出場する「レッドブル RB12」にはアストンマーティン・ウィングが描かれることになる。

「AM-RB 001」は、今回のパートナーシップの下、レッドブル・レーシングのチーフ・テクニカル・オフィサーであるエイドリアン・ニューウェイ氏と、アストンマーティンのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるマレク・ライヒマン氏が共同で開発に取り組むまったく新しいロードカー。F1からフィードバックされた最新の空力テクノロジーと、アストンマーティン・スポーツカーのデザイン言語を組み合わせ、“究極のハイパーカー”の製作に挑戦するという。

 今回のパートナーシップについて、アストンマーティン 最高経営責任者(CEO)のアンディ・パーマー氏は、「F1は、世界的なスポーツイベントであり、アストンマーティン・ブランドの認知度をさらに高めてくれます。本パートナーシップには、それ以上の可能性が秘められています。アストンマーティンとエイドリアン・ニューウェイが、前例のないハイパーカーの開発に取り組みます。Q by アストンマーティン・アドバンスド、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ、プロジェクトパートナーのAFレーシングAGのコラボレーションにより、我々は未来のカーデザイナーのイマジネーションを刺激し、スポーツカー・エンスージアストを魅了することになるでしょう。今月上旬にDB11を発表したばかりという非常にエキサイティングなタイミングで、新たなパートナーシップを発表することができました。このパートナーシップとともに、アストンマーティン・ブランドは、その本質がレースにあることを改めて強調します」とコメントを発表。

 また、レッドブル・レーシングのチーム代表であるクリスチャン・ホーナー氏は、「これは、レッドブル・レーシングにとって、非常にエキサイティングなプロジェクトです。このイノベーション・パートナーシップを通じて、モータースポーツ・アイコンのひとつ、アストンマーティン・ロゴが1960年以来久しぶりにGPシーンに復活します。エイドリアン率いるレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズは、私たちの持つF1のDNAを基礎として、ロードカーの頂点に立つモデルを創り上げるでしょう。エイドリアンには、ロードカーをデザインしたいという長年の夢があります。このプロジェクトのおかげで、彼の夢が現実になります。パートナーシップの成功を確信しています。個人的にも、その成果を目の当たりにできる日を心待ちにしています」と述べている。

2016年のF1選手権に出場する「レッドブル RB12」にはアストンマーティン・ウィングが描かれる

(編集部:小林 隆)