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三菱自動車、燃費試験の不正について特別調査委員会を設置

特別調査委員会の調査結果は速やかに公表する予定

2016年4月26日 発表

 三菱自動車工業は、4月20日に発表を行なった同社製軽自動車4車種での燃費試験データに関する不正に関連して、4月25日の取締役会で外部の専門家で構成される特別調査委員会の設置を決定したと発表した。

 特別調査委員会は3人の弁護士からなり、元東京高等検察庁検事長の渡辺恵一氏を委員長として、坂田吉郎氏、吉野弦太氏が名を連ねる。客観的かつ徹底的な調査を行なうため、特別調査委員会の3氏はいずれも三菱自動車と利害関係を持たず、独立性のある外部有識者。また、調査には技術知見のある有識者の参画も検討しているという。

 活動は三菱自動車からの委嘱により行なわれ、「本件問題の事実関係の調査(関連書類・データの調査及び関係者への聴取を含む)」「本件問題に類似した不正の存否及び事実関係の調査」「本件問題に関する原因分析、及び再発防止策の提言」の3点となる。調査は3カ月をめどに実施され、三菱自動車に調査結果を報告。調査結果は速やかに公表する予定としている。

(編集部:佐久間 秀)