まるも亜希子の「寄り道日和」
シビックe:HEVの進化を感じた「ミニJoy耐」の公式練習会
2026年4月16日 00:00
朝4時に起きて、娘と愛犬を起こさないようにそ〜っと準備をして向かったのは、栃木県のモビリティリゾートもてぎ。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」が、いよいよ今シーズンの活動開始となりました。
2020年からHondaのエンジニアとタッグを組んで、2モーターハイブリッド「e:HEV」の走りを鍛えるプロジェクトを行なっていて、マシンはフィットe:HEVからシビックe:HEVへと切り替わって3シーズン目に入ります。
これまで、3年計画で速さと燃費をバランスよく向上させながら走る楽しさを突き詰めて試行錯誤してきたわけなんですが、ついに集大成へ向けての最後のシーズンということで、今年は言ってみれば「レースでしっかり闘えるマシン」に仕上げたいところ。事前のオンラインミーティングでも、若手エンジニアのみんながそれぞれの担当領域をもっとよくできないかと、これまで培った知見とアイデアを絞って、手を入れてくれていることが伝わってきました。
この日は、6月に開催される2時間耐久レース「ミニJoy耐」の公式練習会で、朝9時過ぎから夕方17時まで1日みっちり本コースを走れます。石井昌道氏、橋本洋平氏、桂伸一氏のドライバー3人が交代で走って、まずは今シーズンのマシンの感触を確かめるところからスタート。最初に橋本氏が乗り込んでピットから出ていくと、「うわっ、音がかっこよくなってる!」とみんなビックリ。
実はサポートしてくださっているトラストさんと一緒に、オフシーズン中に密かに「音をよくしよう」と画策していたらしく、これまでより音量にして12db(デシベル)ほどアップし、97dbくらいに変わっているのだとか。
ホームストレート上を通過していく時にも、ファーーンッという感じのいい音が通過していくのがすごくかっこいいんです。一般的にハイブリッドカーは「静かな方がエライ」みたいな風潮があるかもしれませんが、サーキットではやっぱり音の役割って大事だなと思いました。
そしてドライバー3人が全員、マシンから降りてきて口にしたのは「めっちゃ速い!」「走ってて楽しい!」という言葉。これまでにも、LSDを入れたりオーバーテイクモードなどを設定したり、進化するたびに「よくなった」「楽しくなってきた」という感想は出ていましたが、今回はみんなちょっと興奮気味というか、予想を超えてきた速さと楽しさに喜んでいるのがアリアリと分かる感じなんです。
コクピットでのスイッチやレバー操作も少し変更があったので、覚えるのが大変そうですが、だんだん使いこなしてくるとタイムにも速さが反映されてきて、なんと当初から目標にしてきた2分20秒台がサクッと出てしまったのでした。しかも橋本によれば、「もう少しバッテリの使い方をよくできれば、19秒台が出ていたかも」とのこと。昨シーズンの公式記録でのベストが22秒台なので、この進化はすごいですね。
本番のミニJoy耐では今より外気温が高いことが予想され、もしかすると梅雨に入ってウェットになってしまうかもしれないので、19秒台が出るかどうかは微妙なところらしいのですが、ちょっと期待しちゃいますね。ただその分、燃費が悪化しないようにドライバーの走り方を研究する必要があるということで、午後の走行時間は3人がいろいろと試し、エンジニアたちにフィードバッグしながら、新たな発見もあったよう。有意義な練習走行となりました。
モビリティリゾートもてぎ「ミニJoy耐」は6月28日開催です。応援、差し入れ、大歓迎ですのでお待ちしておりま〜す!



