東京オートサロン 2018
【東京オートサロン 2018】エコタイヤからハイパフォーマンスタイヤまで、新製品も展示されるタイヤメーカー5社のブースレポート
2018年1月12日 18:16
- 2018年1月12日~14日 開催
1月12日~14日の3日間、「東京オートサロン2018」が幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開催されている。ここではタイヤメーカー各社のブース展示について、新製品を中心に紹介したい。
ブリヂストンはグリップ力に振り切った「RE-12D」を発売へ
ブリヂストンは、公道走行にも対応するサーキット向けタイヤ「POTENZA RE-12D」を展示している。サーキット向けタイヤとしてすでに高い評価を得ている「POTENZA RE-71R」と比較して、ドライ・ウェットグリップ性能を大きく向上させたとのことで、サーキットでの速さを徹底的に追求した製品になっているようだ。発売は3月の予定。
21インチ大口径タイヤをラインアップに加えた横浜ゴム
横浜ゴムは、同社のハイパフォーマンス・スポーツタイヤシリーズの1つ「ADVAN Sport V105」に新たに21インチサイズを追加し、参考出品している。「近年、21インチを標準タイヤとする市販車が増えてきている」ことから、大口径のラインアップを増やしたという。展示車両のBMWにはフロント255/30 R21、リア295/25 R21のサイズを、ポルシェのリアには325/25 R21のサイズをそれぞれ装着しており、インパクトのある外観をチェックできる。
偏摩耗に強い新エコタイヤのダンロップと、新高性能タイヤのファルケン
ダンロップとファルケンの2ブランドをもつ住友ゴム工業は、それぞれのブランドでブースを分けて展示している。ダンロップブースでは、2月に発売する低燃費タイヤ「エナセーブ EC204」が注目。従来品よりライフを向上させるとともに、タイヤの内側と外側で剛性を変えるなどして偏摩耗にも高い耐性を発揮するという。
ファルケンブースでは、こちらも2月に発売予定のハイパフォーマンスタイヤ「AZENIS FK510」シリーズ3種を展示。高速走行時の耐久性や走安性が重視される欧州で人気のブランドということもあって、FK510シリーズも高速走行時の安定性、ウェットグリップなどを高めている。ランフラットタイヤの「AZENIS FK510 RUNFLAT」では、新製法「NEO-T01」により真円性をより高め、しかも軽量になっているとした。
ケン・ブロックとBJ・バルドウィンが登場したトーヨータイヤのブース
トーヨータイヤ(東洋ゴム工業)は、日本では未発売のレース用、オフロード用のタイヤを多数展示。現在米国などで展開しているSUV、ピックアップトラック向け大口径タイヤ「OPEN COUNTRY」シリーズを前面に押し出していた。また、同シリーズのうち、マディなオフロード用の「OPEN COUNTRY M/T」と、オン/オフロード両用の「OPEN COUNTRY R/T」、オンロード用の「OPEN COUNTRY U/T」などは、2018年に日本国内でも発売する予定であることを明らかにした。
初日に実施したプレスカンファレンスでは、世界ラリー選手権などで活躍するケン・ブロック選手、過酷なオフロードレースとして知られるBAJA 1000で活躍するBJ・バルドウィン選手が登場。いずれも同社のタイヤを装着するマシンを操縦したYouTube動画が大きな話題を呼んだ。世界的にも人気の2人の姿を見に、プレスカンファレンスには大勢の来場者が詰めかけていた。