東京モーターショー2017
【東京モーターショー2017】グッドイヤー、AI搭載球形タイヤ「Eagle 360 Urban」を日本初公開
感知、判断、変形などの能力を持つAI技術搭載のコンセプトタイヤ
2017年10月26日 16:01
- 2017年10月25日 開幕
- 2017年10月27日 プレビューデー
- 2017年10月28日~11月5日 一般公開日
日本グッドイヤーは、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開幕した「第45回東京モーターショー2017」(10月27日はプレビューデー、10月28日~11月5日は一般公開日)の東6ホールにブースを出展。AI搭載球形タイヤ「Eagle 360 Urban」を日本初公開した。
10月26日に開催されたプレスカンファレンスでは、グッドイヤー アジアパシフィック 消費財タイヤ部門 副社長 ライオネル・ラミレス氏と、同アジアパシフィック 製品開発部門 副社長 デビッド・ザンジグ氏が登壇。
ラミレス氏は「グッドイヤーはゴムを加硫するプロセスを偶然発見した、チャールズ・グッドイヤーにちなみ命名されました」といった、100年を超えるグッドイヤーの先駆者としての歴史に触れるとともに、日本初公開となるAI搭載球形タイヤ「Eagle 360 Urban(イーグル サンロクマル アーバン)」を紹介した。
また、グッドイヤーの戦略として、消費者に豊かなブランド体験を提供すること、小売店・卸売店や自動車メーカーと長期のパートナーシップを築くこと、消費者や市場を中心とした品質と技術革新に取り組んでいることなどが語られた。
ラミレス氏は「特に重要なのが品質と技術革新です。グッドイヤーのあらゆる取り組みの中心は品質であり、製品の技術革新のすべてにおいて消費者様を中心に考えています。この市場中心のアプローチが長年にわたりドライバーの皆様に最先端のタイヤ製品を提供しつづけることを可能にしています」と話した。
製品開発部門を担当するザンジグ氏からは、グッドイヤーには「今日」のニーズを満たす技術開発、「将来」への持続可能な社会に向けた技術開発、「未来」の飛躍に向けての技術開発、3つの技術革新ステップがあることが紹介された。その未来についてザンジグ氏は「タイヤの技術革新の最先端にいるグッドイヤー、創造力を広げる未来のコンセプトを開発することで技術の限界をも超える。今までにない革新的な技術や新たなビジネスモデルを開拓することで、未来の技術革新をカタチにします」と話した。
日本初公開となるEagle 360 Urbanについて、ザンジグ氏「Eagle 360 Urbanは、感知、判断、変形、インタラクトという能力を持つAI技術を搭載した初めてのコンセプトタイヤ。AI技術により頭脳を備え、知識を実践に移し、車両のタイヤは神経システムとなり、これにより未来の都市部で実現が予想されるIoTによるコネクティッドワールドの一部になる」とそのコンセプトを示した。