【北京モーターショー 2018】日産、中国向けEV「シルフィ ゼロ・エミッション」世界初公開

2018年後半に発売予定の中国向けEV（電気自動車）「シルフィ ゼロ・エミッション」

　日産自動車は4月25日（現地時間）、中国・北京で開催された「北京モーターショー 2018」（4月25日～26日：プレスデー、4月27日～28日：特別招待日、4月29日～5月4日：一般公開日）で、2018年後半に発売予定というEV（電気自動車）「シルフィ ゼロ・エミッション」を世界初公開した。

　中国のユーザー向けとして中国で生産する初めてのEVとなるシルフィ ゼロ・エミッションは、日産が70年以上に渡って積み重ねてきたEVの研究開発と、25年以上に渡るバッテリーの研究開発および生産のノウハウを活かして「ニッサン インテリジェント モビリティ」を体現するとしている。

シルフィ ゼロ・エミッション

中国で初めて生産されるEV

　シルフィ ゼロ・エミッションは100％電動パワートレーンならではのエキサイティングな走行性能に加え、搭載された先進技術と広々としたキャビンで高い利便性と快適性を提供。航続距離は中国の基準で338kmを達成している。

　プラットフォームは、世界で最も多いという累計約32万台をグローバルに販売する「リーフ」と同じ、バッテリーを座席下に配置する「EV専用プラットフォーム」をベースとしてコア技術を継承することで、安心感のある安定した走りを提供。クラストップの広さを持つレッグルームと、快適で広々としたキャビンとした。

　また、人間工学に基づいて設計されたシートは、ヒーター機能をオプション設定することで快適性を向上。コネクティビティ機能により、モバイル端末からオーディオやビデオのリモート操作をすることができる。

「リーフ」と同じ「EV専用プラットフォーム」がベース

100％電動パワートレーンならではの走行性能を持つ

　日産自動車 チーフ・パフォーマンス・オフィサー（CPO）であり、中国事業を担当するホセ・ムニョス氏は、「新型『シルフィ ゼロ・エミッション』は、中国における当社の電動化戦略の新たなステップです。『シルフィ ゼロ・エミッション』は、ニッサンブランド初となる中国市場向け量産電気自動車であり、当社が今後5年で投入を計画している20車種の電気自動車のうちのひとつです」とコメントしている。

　なお、シルフィ ゼロ・エミッションは2018年後半に発売を予定しており、詳細情報は後日発表される。