イベントレポート

日本特殊陶業、副燃焼室付き「プレチャンバープラグ」公開

日本特殊陶業が開発中の副燃焼室付き「プレチャンバープラグ」

 日本特殊陶業は、現在開発中の副燃焼室付き「プレチャンバープラグ」を「ジャパンモビリティショー2023」(東京ビッグサイト:会期10月26日〜11月5日)に出展している。

 プレチャンバープラグとは、スパークプラグの発火部を孔の開いたキャップで覆い、副燃焼室を形成したスパークプラグ。副燃焼室内で燃焼したガスを主燃焼室へ噴き出すことで体積着火させるという。

 火花点火式エンジンの燃費向上・排ガス低減に貢献するために開発中のもので、燃焼速度の向上と全領域運転を両立、既存スパークプラグの取り付け孔を使用可能といった特徴がある。

現行スパークプラグ着火とプレチャンバープラグ着火の比較などを紹介
「内燃機関」向け技術

 Niterraグループの展示としては、スパークプラグや各種センサの「内燃機関」向け技術のほか、「ソーラー充電ユニット」「固体酸化物形電解セル(SOEC)」「セラミックスベアリングボール」「EV向けセラミックコンデンサ(積層型高電圧コンデンサ)」「積層磁石」といった次世代の技術などを展示。長年の歴史で培ったセラミック技術を活用し「未来のクルマ」で期待される製品たちを紹介している。

セラミックスベアリングボール
ソーラー充電ユニット
コネクテッドの技術展示
安心安全の技術展示
Niterraグループのブース
編集部:椿山和雄