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メルセデス・ベンツ、新型ターボエンジン搭載のオープンモデル「スマート フォーツー カブリオ ターボ リミテッド」を羽田空港で発表

「スマート フォーツー ターボ マット リミテッド」「スマート フォーフォー ターボ」同時発表

2016年8月3日 発表

スマート フォーツー カブリオ ターボ リミテッド:248万円

スマート フォーツー ターボ マット リミテッド:241万円

スマート フォーフォー ターボ:256万円

 メルセデス・ベンツ日本は8月3日、新型ターボエンジン搭載モデルの「スマート フォーツー カブリオ ターボ リミテッド」「スマート フォーツー ターボ マット リミテッド」「スマート フォーフォー ターボ」の3モデルを発表した。価格は241万円~256万円で同日より順次発売される。

 同日、メルセデス・ベンツ日本 代表取締役社長兼CEOの上野金太郎氏が、オープン1周年を迎えた「Mercedes me Tokyo HANEDA(メルセデス ミー 東京羽田)」で記者会見を行なった。

メルセデス・ベンツ日本株式会社兼CEO 代表取締役社長 上野金太郎氏

 会見では新型スマートの販売について、上野氏が「昨年10月の東京モーターショーの発表から、個性的なデザイン、日本の道路事情にピッタリな取り回しのよさ、コンパクトでありながら優れた居住性、メルセデス譲りの高い安全性など、発表以来、約3400台を既に販売しました。スマート、メルセデス以外の他メーカーからの乗り替えのお客様が6割以上となり、多くの新しいお客様に受け入れられております」と新型スマート導入後の反響を話した。

 今回導入される3モデルは、最高出力66kW(90PS)、最大トルク135Nmを発生する直列3気筒 0.9リッターターボエンジンをリアに搭載、トランスミッションは6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせて、駆動方式はRR(リアエンジン・リアドライブ)を採用する。

 燃費性能は、自然吸気エンジンと比べて最高出力で14kW(19PS)、最大トルクで44Nm向上させながら、JC08モード燃費は、スマート フォーツー ターボ マット リミテッドが23.1km/L、スマート フォーツー カブリオ ターボ リミテッドとスマート フォーフォー ターボが22.0km/Lを実現。いずれも新エコカー減税の対象モデルとなる。

2ドア2シーターモデルの「スマート フォーツー カブリオ ターボ リミテッド」は限定車となる
「スマート フォーツー ターボ マット リミテッド」も限定車となる

 今回導入する3モデルについて、上野氏は「当初思っていたより2人乗りの人気が高く、4人乗りはさらにスマートブランドを引っ張る存在となっている。過去に軽規格のモデルでは5000台(/年)販売していた時もあるので、エンジンバリエーションを増やすなど工夫をすることでその領域にいけるのではないかと思い、思い切ってエンジンバリエーションとボディタイプを増やしてみました。これまで1000台ぐらいしか販売できていなかったものが、3000~4000台の領域になるとメルセデス・ベンツへのステップとなるベーシックな車両となるので、もっと積極的に展開していきたい」と、今後の意気込みを話した。

スマート フォーフォー ターボは通常モデルとしてラインアップ
羽田空港でスマート フォーフォーが当たる懸賞企画を実施

 また、会見では新たなエンジンとボディタイプの導入と合わせて、アイドルグループ「嵐」のメンバー相葉雅紀氏を起用したスマートの新TV-CM「smart surprise! 月々8,900円から乗れる」篇を8月3日よりオンエア開始するとともに、Mercedes me Tokyo HANEDAのある羽田空港においてもスマート フォーフォーが当たる懸賞企画を実施することを紹介。羽田空港で実施する懸賞企画について、上野氏は「応募期間は8月24日まで。第1ターミナル、第2ターミナルに展示されている車両のQRコードから誰でも応募可能となっています。羽田空港にお越しの際には、ぜひスマートの展示スペースにお立ち寄りください」と紹介した。

スマート フォーツー カブリオ ターボ リミテッド

 カブリオモデルのスマート フォーツー カブリオ ターボ リミテッドは、シルバーのトリディオンセーフティセルとフロントグリルに、4色のボディカラー「ラリーレッド」「イエロー」「クリスタルホワイト」「ディープブラック」を組み合わせた各色50台、計200台の限定車。価格は248万円で発売は8月3日より。

 本革シートによる高級感あふれるインテリアには、ターボモデルの特徴となるコックピットクロック&レブカウンター等の充実した機能・装備を備えた。

 電動開閉式のソフトトップは走行速度に関係なくいつでも開閉可能。ラリーレッドとイエローにはブラックのソフトトップを、クリスタルホワイトとディープブラックにはレッドのソフトトップが装着される。

スマート フォーツー ターボ マット リミテッド

ターボエンジンを搭載するスマート フォーツー ターボ マット リミテッド
自然吸気エンジンを搭載するスマート フォーツー

 一方、スマート フォーツー ターボ マット リミテッドは、ブラックでコーディネートしたトリディオンセーフティセルとフロントグリルに、2色のマットカラー「ムーンホワイトマット」「チタニアグレーマット」の各色40台、計80台を用意する限定車。価格は241万円で発売は10月ごろ。

 エクステリアでは、16インチブラックペイントアルミホイールとクロームエグゾーストエンドを装備して、スポーティモデルであることを強調。また、パドルシフト、スポーツペダル、コックピットクロック&レブカウンターや本革シートとパノラミックルーフを備えて、スポーティで高級感あるインテリアに仕上げた。

スマート フォーフォー ターボ

スマート フォーフォー ターボ

 4ドアハッチバックモデルの「スマート フォーフォー ターボ」は、これまで自然吸気エンジン搭載モデルのみのラインアップに、新たに追加される通常モデルとなる。価格は256万円で発売は9月ごろ。

 エクステリアでは、16インチブラックペイントアルミホイールやクロームエグゾーストエンドを装着。インテリアでは、パドルシフトやスポーツペダル、コックピットクロック&レブカウンターのほか、本革シートやパノラミックルーフ等を採用して装備を充実させた。外装色は全8パターンから選択可能。

Mercedes me Tokyo HANEDA(メルセデス ミー 東京羽田)

 なお、発表会場となったMercedes me Tokyo HANEDAに出店するカフェ「エッグセレント」やドーナツ店「クリスピー・クリーム・ドーナツ」では、オープン1周年を記念した特別なメニューなどが用意される。

左から、メルセデス・ベンツ日本株式会社の上野金太郎氏、Mercedes me Tokyo HANEDAの運営を担当する株式会社シュテルン品川 代表取締役社長 須田利夫氏
オープン1周年を記念したメニューなどが用意される
新型Eクラスも展示される