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マツダ、新型「CX-3」に「G ベクタリング コントロール」「アダプティブ・LED・ヘッドライト」採用
ナッパレザーシートやダーク塗装ホイール装着の特別仕様車「XD Nobel Brown」も登場
2016年10月14日 10:30
- 2016年11月24日 発売
- CX-3:237万6000円~303万4000円
- CX-3 XD Nobel Brown:284万400円~306万6400円
マツダは、コンパクトクロスオーバーSUV「CX-3」の商品改良を行ない、合わせて特別仕様車「XD Nobel Brown」を新設定して11月24日に発売する。価格はCX-3が237万6000円~303万4000円、特別仕様車が284万400円~306万6400円。
CX-3
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 | JC08モード燃費 | 減税レベル(取得税/重量税) |
---|---|---|---|---|---|---|
XD | 直列4気筒DOHC 1.5リッター直噴ディーゼルターボ | 6速AT | 2WD(FF) | 2,376,000円 | 23.0km/L | 100%(免税) |
6速MT | 2,376,000円 | 25.0km/L | ||||
6速AT | 4WD | 2,602,000円 | 21.0km/L | |||
6速MT | 2,602,000円 | 23.4km/L | ||||
XD PROACTIVE | 6速AT | 2WD(FF) | 2,592,000円 | 23.0km/L(※:23.2km/L) | ||
6速MT | 2,592,000円 | 25.0km/L | ||||
6速AT | 4WD | 2,818,800円 | 21.0km/L(※:21.2km/L) | |||
6速MT | 2,818,800円 | 23.4km/L | ||||
XD L Package | 6速AT | 2WD(FF) | 2,808,000円 | 23.0km/L(※:23.2km/L) | ||
6速MT | 2,808,000円 | 25.0km/L | ||||
6速AT | 4WD | 3,034,000円 | 21.0km/L(※:21.2km/L) | |||
6速MT | 3,034,000円 | 23.4km/L |
※:i-ELOOP装着車の場合
CX-3 XD Nobel Brown
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 | JC08モード燃費 | 減税レベル(取得税/重量税) |
---|---|---|---|---|---|---|
XD Nobel Brown | 直列4気筒DOHC 1.5リッター直噴ディーゼルターボ | 6速AT | 2WD(FF) | 2,840,400円 | 23.0km/L | 100%(免税) |
6速MT | 2,840,400円 | 25.0km/L | ||||
6速AT | 4WD | 3,066,400円 | 21.0km/L | |||
6速MT | 3,066,400円 | 23.4km/L |
今回の商品改良では、ボディカラーに「マシーングレープレミアムメタリック」「エターナルブルーマイカ」「スノーフレイクホワイトパールマイカ」の3色を新色として設定。また、全車で上質さを感じてもらえるようベースグレードのXDで装備の充実を実施。これまでオプション設定となっていたLEDヘッドライトを標準装備にして、純正サイズのタイヤ&ホイールを16インチから18インチに変更。これにより、CX-3は全車でLEDヘッドライトと18インチのタイヤ&ホイールを標準装備することになった。
車内ではステアリングの変更を行ない、アテンザと同じスムースレザーの本革ステアリングによって全周で一貫した手触りを提供できるようにしたほか、メーターパネルに使う字体の見直し、左右の液晶ディスプレイの高コントラスト化などで表示内容を瞬間的に読み取れるようにした。また、XD PROACTIVEとXD L Packageで標準装備するHUD(ヘッドアップディスプレイ)のアクティブ・ドライビング・ディスプレイも仕様変更を実施。フルカラー化され、高輝度、高精細、高コントラストに改良されたほか、表示方法も見直して上側に「走行環境情報」、下側に「車両情報」を配置するようレイアウトを変え、視認性を大きく高めている。
走行性能では7月の「アクセラ」、8月の「アテンザ」に続き、新世代車両運動制御技術「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス(SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS)」の第1弾「G-ベクタリング コントロール(G-Vectoring Control)」を全車標準装備。また、この採用を受けてサスペンションの取り付けブッシュの高硬度化、電動パワーステアリングのセッティング変更などを実施。ステアリング操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させて車両の挙動を統合的にコントロールするG-ベクタリング コントロールを、より効果的に発揮させられるよう基本性能も向上させている。
パワートレーンではディーゼルエンジンにノック音を低減する「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」を新採用。「ナチュラル・サウンド・スムーザー」「DE精密過給制御」と組み合わせて不快な音の抑制を推し進めた。また、エンジンのあるフロント側で静粛性が高まったことで耳に届くようになった風騒音やロードノイズなどを低減させるため、リアハッチに使っているガラスの板厚を2.8mmから3.1mmにアップ。さらに遮音材、吸音材も追加してロードノイズなどを遮断し、車内での会話のしやすさを高めている。
先進安全技術では、全車標準装備となったLEDヘッドライトに、ハイビームを走行中の基本状態として積極的に活用できるようにする「アダプティブ・LED・ヘッドライト」を採用。このアダプティブ・LED・ヘッドライトは以前は片側4分割の計8分割式だったものを、片側11分割の計22分割式とした進化版となっている。
また、フロントウィンドウ内側に単眼式カメラを追加。これを使って交通標識をチェックする「交通標識認識システム」を採用。速度標識、進入禁止、一時停止などを認識してディスプレイに表示することで見落としを防ぐほか、制限速度を超過している場合には表示を点滅させ、警告音とともにドライバーに注意喚起する。さらに単眼カメラの追加によって衝突の被害を軽減する「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」の検知対象に歩行者が追加され、作動速度域が約4km/h~30km/hから、対車両で約4km/h~80km/h、対歩行者で10km/h~80km/hに拡大している。
このほかスマート・シティ・ブレーキ・サポートには、後退時に超音波センサーで障害物を検知してブレーキの自動制御で衝突回避をサポートする新機能も追加している。
XD L Packageの6速AT車をベースとする特別仕様車のXD Nobel Brownでは、表皮に高級素材として知られるナッパレザーとスェード調人工皮革のグランリュクスを組み合わせた専用シートを装着。シートのナッパレザー部分と色調を合わせたブラウンのインパネパッドやドアトリム、反射を抑えたマット系の金属加飾とのコンビネーションで先鋭感を印象づける室内空間を演出する。また、外観では18インチホイールに高輝度ダーク塗装を施して精悍なスタイルをアピールしている。