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レッドブル・エアレース千葉2017に挑む室屋義秀選手、地元のふくしまスカイパークでトレーニング公開

6月3日~4日開催の千葉大会やシリーズチャンピオンに向けた意気込みを語る

2017年5月10日 実施

フライトショーなどで使用する機体を使って室屋選手がデモフライトを披露した

 6月3日~4日開催の「レッドブル・エアレース千葉2017」(会場:千葉市美浜区 千葉県立幕張海浜公園)に参戦する室屋義秀選手は5月10日、地元のふくしまスカイパークでトレーニングの様子を公開するとともに、開幕戦と第2戦の振り返りや第3戦の千葉大会に向けての意気込みを話した。

 レッドブル・エアレースは世界トップクラスのレースパイロット14名が全8戦を戦う、国際航空連盟(FAI)公認の飛行機レース世界選手権。室屋選手はその14名の1名として参戦している日本人パイロットとなる。

デモフライトでは、キリモミ状態や地上スレスレの飛行などを披露した
室屋義秀選手

 ポイントランキング6位で2016年シーズンを終えた室屋選手は、「千葉戦での優勝以降、残り5戦あったわけですが、機体のスピードがよくて予選はいい状態ではあったものの、千葉戦で勝ったこともあり“勝ちにいこう”という焦りもあって、その後は表彰台に上がることなく、総合的に6位でシーズンを終えました。いろいろ難しい局面もありながらいいところにおさまったと思いますが、チームとしてはフラストレーションのたまる後半戦を過ごしました」と振り返った。

 2017年シーズンの室屋選手は、開幕戦のアブダビ大会ではノーポイントに終わったものの、第2戦のサンディエゴ大会では自身2回目の優勝を果たし、現在のポイントランキングは3位。2017年はシリーズチャンピオンを目指すと意気込みを語っており、第3戦の千葉大会は今後の流れを決める重要な1戦となりそうだ。

 開幕戦のアブダビ大会について、室屋選手は「2016年シーズンが終わった冬の間に“来シーズンは優勝を狙おう”と機体を改良したのですが、開幕戦は結果として改良した部分が失敗で、アブダビの気温の高いところでエンジンがオーバーヒートして全開で飛べない状態が予選で続き、コンピュータのトラブルなどもあり最終的には“オーバーG”を出して、ゼロポイントで終わりました」と解説。

 優勝を果たしたサンディエゴ大会については「アブダビ戦でもレースデイの機体の状態やフライトの中身はわるくないという実感もありましたので、アメリカで“もう1回やり直す”と、2カ月間カリフォルニアでキャンプをしてきた結果、サンディエゴでは優勝することができました」と話した。

室屋選手の目標は2017年シリーズのチャンピオンという
サンディエゴ大会の優勝トロフィー

 6月3日~4日に本番を迎える千葉大会に向けて室屋選手は「機体はサンディエゴで優勝したセッティングのままもってきますし、昨年よりチームとしても体制強化していますので、皆さんに多大なご期待をいただいてプレッシャーでもありますが、それに応えるポテンシャルをもって挑めると思っているので、また千葉に応援に来ていただきたいです」と、千葉大会への意気込みを話した。

室屋選手がフライトショーなどで使用する機体も展示された
トレーニングが披露されたふくしまスカイパーク。今後、レースで使用する機体も日本に運ばれ千葉大会に向けて調整を続けるという