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東洋ゴム、ハイト系車両専用スタッドレスタイヤ「ウィンター トランパス ティーエックス」
ミニバンやSUVなど背高車両特有のふらつきを抑えてアイス制動性能を12%短縮
2017年8月2日 21:12
- 2017年8月1日 発売
- オープンプライス
東洋ゴム工業は8月1日、ハイト系車両専用スタッドレスタイヤ「Winter TRANPATH TX(ウィンター トランパス ティーエックス)」を発売した。タイヤサイズは175/80 R15 90Q~225/45 R18 91Qの全31サイズで、価格はオープンプライス。
Winter TRANPATH TXは、ミニバンや近年増加傾向にあるSUVといった背の高い「ハイト系」車両のトレンドに着目して開発したスタッドレスタイヤ。
トレッドパターンは新開発の技術「3Dダブルウェーブグリップサイプ」を初採用。パターンブロック壁面につけた凹凸が互いに支え合うような設計で、サイプの倒れこみを抑制してサイプ全体でエッジ効果を発揮。アイス制動時にはサイプがエッジ幅の接地圧を均一化して、前後方向の圧力を向上させてアイス制動性能を高めている。
コンパウンドは、トレッドのイン側には高いアイス性能の「スーパーソフトコンパウンド」を、アウト側には操縦安定性に効果を発揮する「ソフトコンパウンド」を使用。硬さの異なる2種類のコンパウンドを配合して機能を分担させることで、ハイト系車両用タイヤでのアイス性能と操縦安定性を両立した。また、ベースゴムには経年劣化の抑制をサポートするコンパウンドを配合する「トリプルトレッド構造」とした。
さらに、ミニバン専用夏タイヤ「TRANPATH(トランパス)」シリーズでも採用している横剛性に強い「スーパーハイターンアップ構造」を一部のサイズに採用して、車両重量のあるハイブリッドカーやSUVでのふらつきを低減し、冬道でもコーナリング時やレーンチェンジでしっかり感を提供するとしている。
これらの技術や「NEO吸着ナノゲルゴム」「鬼クルミ」などの採用で、アイス制動性能が従来品の「Winter TRANPATH MK4α」と比較して12%短縮。ハイト系車両特有のふらつきを抑え、アイス性能と走行安定性を両立したとしている。