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ルノー、5速MTに専用チューニングのターボエンジン&シャシーを採用する限定モデル「トゥインゴGT」

224万円。2018年には通常モデルとして発売

2017年10月19日 発売

224万円

ルノー・スポールが手掛けた「トゥインゴGT」
左リアフェンダーに配置されるサイドエアインテーク

 ルノー・ジャポンは、ルノー・スポールが手掛けた「トゥインゴ」の200台限定車「トゥインゴGT」を10月19日に発売する。価格は224万円。今回のモデルは5速MTの限定車になるが、2018年に5速MTと6速EDC(エフィシエントデュアルクラッチ)仕様をラインアップし、カタログモデルとして発売することがアナウンスされている。

 今回発表されたトゥインゴGTは、RR(リアエンジン・リアドライブ)の駆動方式を持つトゥインゴをベースに5速MTと出力を高めた直列3気筒DOHC 0.9リッターターボエンジンを組み合わせ、さらにシャシーに専用のチューニングを施したコンパクトスポーツモデル。

 はじける火の粉を想起させるオレンジの「オランジュ ブレイズ」(メタリック)をボディカラーに採用し、エクステリアでは左リアフェンダーにサイドエアインテークを装着。トゥインゴのカタログモデルではホイールアーチ上部に設置されるが、トゥインゴGTではエアインテークの位置をリアフェンダー上部に変更したことで、ターボチャージャーに入る空気の温度を12%低下させ、エンジンの吸気流量が23%向上。この吸気の改善により、ターボチャージャーの回転数を増加させることに成功した。

ボディカラーは「オランジュ ブレイズ」(メタリック)

 これに伴い、燃料ポンプやウォーターポンプを専用設計。エキゾーストシステムも排気流の見直しと排気圧の改善のために見直され、新たにクロームデュアルエキゾーストパイプを装着。エンジンマッピングも変更された。

 その結果、カタログモデルの0.9リッターターボエンジンが最高出力66kW(90PS)/5500rpm、最大トルク135Nm(13.8kgm)/2500rpmのところ、トゥインゴGTでは最高出力109PS/5750rpm、最大トルク170Nm/2000rpmに向上した。

 また、エンジンの性能向上に合わせ、ダンパーの減衰力やアンチロールバーの直径が大きいものに変更されるとともに、ESC(エレクトロニックスタビリティコントロール)の制御も変更を受けている。

リアに搭載される直列3気筒DOHC 0.9リッターターボエンジンは最高出力109PS/5750rpm、最大トルク170Nm/2000rpmを発生
エンジンの性能向上に合わせ、ダンパーの減衰力やアンチロールバーの直径が大きいものに変更

 エクステリアでは、コンセプトカー「Twin’Run」に装着されていたものと同じデザインの17インチアロイホイールを装着。ボンネットからルーフ後端に続くNACAダクトをイメージしたデカールもTwin’Runのデザインをイメージしたものという。これに加え、リアエンジンを強調するサイドエアインテーク、クロームデュアルエキゾーストパイプ、デュアルエキゾーストパイプに合わせてデザインされたブラックリアディフューザー、フェンダーモール、サイドスカートなどもトゥインゴ GTならでの装備になっている。

サイドエアインテークやブラックリアディフューザーといった専用装備が与えられる。17インチアロイホイールはコンセプトカー「Twin’Run」のデザインと同一のもの

 インテリアではボディカラーのオレンジを取り入れ、レザー調×ファブリックコンビシートにはホワイト・オレンジラインとオレンジステッチが、レザー調ドアトリムにはオレンジステッチが施された。また、エアコン吹き出し口、シフトレバーブーツリングにもオレンジのアクセントが配されたほか、「RENAULT SPORT」のロゴ入りキッキングプレート、アルミペダル、ZAMACシフトノブなどを装備する。

各所にオレンジの加飾が入るインテリア