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トヨタ、ハイブリッド技術「THS-R」のFRクーペ「GR HV SPORTS concept」を東京モーターショー2017で世界初披露
AT車ながら6速のHパターンシフトの変速も楽しめる
2017年10月6日 15:03
- 2017年10月6日 発表
トヨタ自動車は、10月25日~11月5日(プレスデー:10月25日~26日、一般公開日:10月27日~11月5日)に東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される「第45回東京モーターショー2017」で、スポーツカーと環境技術を融合させ、新たなクルマの楽しさを提案するコンセプトカー「GR HV SPORTS concept」を世界初披露すると発表した。
FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦しているTOYOTA GAZOO Racingのハイブリッドレーシングマシン「TS050 HYBRID」を想起させるデザインが与えられたGR HV SPORTS conceptは、TS050 HYBRIDをイメージさせるLEDヘッドライトやアルミホイール、リアディフューザーなどを採用。ピュアスポーツカーとして機能性を徹底的に追求しつつ、トヨタのモータースポーツ活動とのつながりを感じさせるデザインとした。また、ボディカラーには力強さと迫力を感じさせるマットブラックを採用する。
これに加えてボディでは、「トヨタ スポーツ800」「スープラ」といったトヨタのスポーツカーにも与えられていた「エアロトップ」のスタイルを導入。オープンエアによる開放感も楽しめるようになっている。ボディサイズは4395×1805×1280mm(全長×全幅×全高)で、乗車定員は2名。
パワートレーンにはTS050 HYBRIDで鍛え上げたハイブリッド技術「THS-R(TOYOTA Hybrid System-Racing)」を搭載。駆動方式は後輪駆動のFRとしてピュアスポーツカートしての走りが楽しめるようにしたほか、ボタン操作1つでマニュアルモードへの切り替えが可能。AT車ながらMT車のようにHパターンシフトを駆使した6段変速を操作できるようにしているという。
このほか、ハイブリッドシステムのバッテリーを車両の中央付近にレイアウト。重いバッテリーを中心近くに置くことで走行性能を高めている。
インテリアではセンタークラスターにATのギヤポジションスイッチを配置してレーシーな雰囲気を演出。プッシュ式スタートスイッチを開閉式のシフトノブ内部に設置して遊び心を持たせている。