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【インタビュー】ランボルギーニ日本輸入開始50周年について伊ランボルギーニ CEOステファノ・ドメニカリ氏に聞く
「日本のお客さまとランボルギーニは、本当に特別な素晴らしい関係」
2017年10月24日 06:00
- 2017年10月20日 開催
ランボルギーニ ジャパンは10月20日、日本にランボルギーニ車が輸入されてから50周年を祝した「ランボルギーニ・デイ 2017」を開催した。
イベントの内容やプレスカンファレンスについてはすでに関連記事(ランボルギーニ、「アヴェンタドール S ロードスター」日本輸入開始50周年記念特別モデルを公開)で紹介しているが、会場ではアウトモビリ・ランボルギーニ CEOのステファノ・ドメニカリ氏に対するグループインタビューが短い時間ながら実施された。本稿ではそのグループインビューの内容を紹介する。
――ランボルギーニはユーザーにとって、どのようなイメージを抱かれていると思いますか?
ドメニカリ氏:今はお客さまの層が非常に若くなっている。男性も女性も若々しくて、トレンドセッター。自分が人生の主役でありたいと思っている。ほかの人と一緒じゃ嫌だという方が多い。世界中でそういった傾向が見られるが、日本はとくに多いと思います。
――日本に最初に「ランボルギーニ 400GT」が輸入されてから、今年で50周年ということですが、日本の市場で50年前と変わった部分は?
ドメニカリ氏:大きく違いが分かるのは、今のマーケットの方が、より力強く成長できているということだと思います。逆に今も昔も変わらないのは、日本人がランボルギーニのクルマに対して感じるパッション、情熱だと思います。
日本という国、さらに日本のお客さまとランボルギーニは、本当に特別な素晴らしい関係を築くことができていると思います。それは私たちがこの仕事をする上で、ご褒美だと思っている。これからも新しいモデルを投入していきますが、購入されたお客さまが誇りに思っていただけるような製品をお届けしていきたいと思っています。
――プレスカンファレンスでは、2年で販売台数を2倍にするとのことでしたが、それは「ウルス」のみで可能なのでしょうか。ほかのクルマの計画などはあるのでしょうか?
ドメニカリ氏:まず、2倍と申し上げたのは、あくまでも新しいSUVを導入してということです。というのも、エクスクルーシブさというのを失ってはいけないと思っています。もちろん、成長することを目標にしているものの、私たちが正しい形で成長しなければ意味がないと思っています。今、ランボルギーニのブランドは非常に力強い状態にあります。そこで、販売台数を伸ばすためにプッシュすることは比較的簡単にできると思いますが、それは間違いだと思うのです。
みなさんから憧れられる“夢のブランド”であるという部分は忘れてはいけない。成長するとしても、その“夢のブランド”のまま正しい形で成長する。今回、大幅な成長を見込んでいますが、それはあくまでも、新しいモデルを1つ投入することによってということになります。今までとは全然違うモデルになりますので、今までとは違うお客さまが、今までとは違う形で、今までとは違うクルマでお楽しみいただけるようになるかと思います。