ホンダ、F1トロ・ロッソとの新たなスタートに向けた2018年シーズン運営体制

　本田技研工業は12月7日、F1（FIAフォーミュラ・ワン世界選手権）において、「Scuderia Toro Rosso （スクーデリア トロ・ロッソ）」とのパートナーシップのスタートに向けた新たなF1の運営体制を発表した。

　2018年1月1日付で変更となる新体制では、HRD Sakuraを担当する執行役員が研究開発をリードするとともに、レース・テスト運営も統括する一方、現場の指揮に専念するテクニカル・ディレクターを新たに設置。初代テクニカル・ディレクターに田辺豊治氏が就任する。

　また、F1プロジェクト総責任者のポジションを廃止。長谷川祐介氏は新たに本田技術研究所 主席研究員に就任する。

　本田技研工業 執行役員 ブランド・コミュニケーション本部長 森山克英氏は、「これまで、F1プロジェクト総責任者が担っていた技術開発とレース現場指揮監督の責任範囲を分離し、開発とレース・テスト現場それぞれが、よりスピーディーに業務を遂行できる体制へと進化させます。開発現場とレース現場が各々の役割をしっかり果たすことで、Toro Rosso Hondaが上位争いをする姿を1日でも早くお見せできるよう挑戦を続けてまいります。引き続き皆さまの応援をよろしくお願いします」とコメントしている。