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トーヨータイヤ、転がり抵抗17%低減、耐摩耗性12%向上の新型乗用車用低燃費タイヤ「SD-7」

全21サイズ。軽自動車&コンパクトカー向けの「SD-k7」全14サイズも

2018年4月1日 発売

オープンプライス

4月1日発売の新型乗用車用低燃費タイヤ「SD-7(エスディーセブン)」

 トーヨータイヤ(東洋ゴム工業)は、乗用車用低燃費タイヤの新型スタンダードタイヤ「SD-7(エスディーセブン)」を4月1日に発売する。タイヤサイズは155/80 R13 79S~225/45 R18 91Wの全21サイズで、価格はオープンプライス。また、この発売に合わせ、軽自動車やコンパクトカー向けとなる「SD-k7(エスディーケ-セブン)」も、135/80 R12 68S~165/50 R15 73Vの全14サイズを発売する。価格はオープンプライス。

 タイヤラベリング制度の性能では、SD-7は転がり抵抗「A」、ウェットグリップ性能「c」、SD-k7は転がり抵抗「B」、ウェットグリップ性能「c」~「d」を獲得している。

SD-7のサイズ表
SD-k7のサイズ表

 新たに発売するSD-7では、トーヨータイヤ独自の材料設計基盤技術「Nano Balance Technology」を使い、転がり抵抗を低減させつつ耐摩耗性能を高める「アクティブポリマー」を採用。基本構造にはタイヤの剛性を高めて安定性を向上させる「高硬度プライトッピング」や、軽量化に伴うタイヤの剛性低下を抑制する「高硬度ビードフィラー」を導入して操縦安定性を確保。

 このほかにも高いシミュレーション技術によるパターン設計技術で、外側からの力による変形に強い「高剛性リブパターン」、パターンノイズを低下させて耐偏摩耗性能を向上させる「3Dマルチサイプ」、操縦安定性に寄与する「ワイドトレッド」などの技術を採用。従来品となる「TOYO TEO plus」と比較して転がり抵抗を17%低減させつつ、耐摩耗性能を12%向上。相反関係にある転がり抵抗とウェット性能、耐摩耗性能をバランスよく向上させ、快適な乗り心地や高い静粛性、しっかりとした操縦安定性などを備えた低燃費スタンダードタイヤとなっている。

基本構造に「高硬度プライトッピング」「高硬度ビードフィラー」などを使って操縦安定性を高めた
トレッドパターンには「高剛性リブパターン」「3Dマルチサイプ」「ワイドトレッド」などを採用している
従来品の「TOYO TEO plus」と比較して、転がり抵抗(左)を17%低減、耐摩耗性能(右)を12%向上させた

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