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【人とくるまのテクノロジー展 2018】ホンダ、オーディオ用ハンディタイプ電源のコンセプトモデル。“コンセントより高品質”

今後の反響次第では市販も

2018年5月23日~25日 開催

入場料:無料(登録制)

ハンディタイプ蓄電機「リベイド E500」のオーディオ用コンセプトモデル

 神奈川県横浜市のパシフィコ横浜・展示ホールで5月23日~25日の3日間、自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展 2018 横浜」を開催中。内外のメーカーやサプライヤーなど597社が出展し、展示ホール内の各ブースで製品や技術などについて紹介を行なっている。入場料は無料で登録制。

 発電機やインバータ電源を手がけるホンダは、ブースにオーディオ用電源としての可能性を模索するため、ハンディタイプ蓄電機「LiB-AID(リベイド)E500」をオーディオ用に特化させたコンセプトモデルを展示した。

コンセプトモデル登場の経緯
市販されているハンディタイプ蓄電機「リベイド E500」

 もともとFCVの「クラリティ FUEL CELL」の電気を使ったライブを開催し「音のクオリティが上がる」とされたことから、JVCケンウッドの協力で視聴実験を行なった。その際、比較用に持ち込んだリベイド E500が供給する電源もコンセントより高品質とされたことから、リベイド E500のコンセプトモデルを製作したもの。

 リベイド E500はHonda独自の正弦波インバータ技術によって高品質な電気の供給が可能としており、今回展示したコンセプトモデルは高級オーディオ用のパーツを組み込み、例えばコンセントはロジウムメッキが施された物を組み込んだほか、通常は樹脂のボティパーツを金属製としてシールド効果を高めるなどの変更を行なっている。

コンセントのパーツもロジウムメッキが施されたものに変更

 ブースではオーディオシステムと一緒に展示、実際に音を出すデモを行なった。現在のところ市販予定はないというが、今後の反響次第では市販の検討もされるとしている。

オーディオシステムに電源を供給、音を確認できる