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【富士24時間 2018】決勝スタート。24時間の耐久レースが幕開け

開始30分で82号車と59号車がクラッシュ。一時セーフティカー導入

2018年6月1日 予選

2018年6月2日15時~6月3日15時 決勝

決勝レースがスタート

 6月2日15時、「ピレリスーパー耐久シリーズ2018 第3戦 富士SUPER TEC 24時間レース」の決勝レースがいよいよ開幕した。参戦マシン全50台がスターティンググリッドに並び、フォーメーションラップの後、複数クラスからなるグループごとにローリングスタート。第1コーナーに次々と飛び込んでいった。

ポールポジションを獲得したST-Xクラス 3号車「ENDLESS GT-R」
優勝チームに贈られるトロフィ

 ST-Xクラスで予選3番手だった83号車「Phoenix racing Asia R8」は、予選時のペナルティにより4グリッド降格で7番手からのスタート。予選不通過扱いだった82号車「Phoenix Racing Asia R8」と、48号車「DIJON ホンダカーズ野崎エンドレスFIT」の2チームも、オフィシャルにより条件付き参加が許可され、無事出走している。スタートから24時間後の翌6月3日15時にゴールを迎える。

 日差しの強いドライコンディションとなり、雲がやや多いものの、翌日のレース終了まで降雨の予報はなし。各クラスともスタート直後の混乱、トラブルは少なく、しばらくは順調に周回を重ねていた。しかし、スタート30分経過を目前に、82号車 Phoenix Racing Asia R8と59号車「DAMD MOTUL ED WRX STI」が1コーナーで激突。この影響で82号車がコース上で動けなくなり、セーフティカーが導入されたほか、59号車は運転席側のドアを大きく破損しピットインした。しかし、59号車はたった35分で修理を終え、コースに復帰した。

トップをひた走る3号車 ENDLESS GT-R
82号車「Phoenix Racing Asia R8」。1コーナーで59号車「DAMD MOTUL ED WRX STI」に突っ込み、左フロント付近を破損してコース上で動けなくなった

 スタートから2時間が経過した17時現在、ST-Xクラス ポールポジションの3号車「ENDLESS GT-R」が60ラップを周回し、トップを維持。しかし、2番手の99号車「Y's distraction GTNET GT-R」がわずか10秒余りの差で後を追っている。ST-TCRクラスのトップを走る65号車「L&JR Mars Audi RS3 LMS」も、わずか3秒後に98号車「FLORAL CIVIC TCR」が続いている。その他、17時過ぎの時点の順位は以下の通り。

ST-Xクラス上位

クラス順位:チーム(選手)
1位:3号車 ENDLESS GT-R(YUKE TANIGUCHI/山内英輝選手他)
2位:99号車 Y's distraction GTNET GT-R(浜野彰彦/星野一樹選手他)
3位:777号車 D'station Porsche(星野敏/荒聖治/近藤翼/元嶋佑弥選手)

ST-TCRクラス上位

クラス順位:チーム(選手)
1位:65号車 L&JR Mars Audi RS3 LMS(今村大輔/加藤正将/石澤浩紀/吉田寿博選手)
2位:98号車 FLORAL CIVIC TCR(飯田太陽/加藤寛規/濱口弘/高橋一穂/リチャード・ウィー選手)
3位:97号車 Modulo CIVIC TCR(植松忠雄/中野信治/大津弘樹/小林崇志/石川京侍選手)

ST-Zクラス

総合順位:チーム(選手)
23位:51号車 DIAMANGO Cayman(石原将光/細川慎弥/池田大祐/坂本裕也/余郷 敦選手)

ST-1クラス

総合順位:チーム(選手)
13位:47号車 D'station Porsche cup(星野辰也/織戸 学/富田竜一郎/リ・ジョンウ/浜 健二/小林賢二選手)

ST-2クラス上位

クラス順位:チーム(選手)
1位:6号車 新菱オート☆DIXCELエボX(冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄/成澤正人/藤井芳樹/古山節夫選手)
2位:17号車 DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D(谷川達也/野上達也/野上敏彦/山田弘樹/藤原能成選手)
3位:7号車 GLocal☆新菱オートDXL エボX(八巻渉/岡崎善衛/廣田築/面野一/奥村博文選手)

ST-3クラス上位

クラス順位:チーム(選手)
1位:68号車 埼玉トヨペット Green Brave GR SPORT マークX(服部尚貴/脇阪薫一/平沼貴之/菅波冬悟/番場琢選手)
2位:62号車 DENSO Le Beausset RC350(嵯峨宏紀/宮田莉朋/石浦宏明/平手晃平/山下健太選手)
3位:38号車 muta Racing ADVICS IS 350 TWS(堀田誠/阪口良平/新田守男選手)

ST-4クラス上位

クラス順位:チーム(選手)
1位:55号車 Sunoasis田中建築86(たしろじゅん/大井貴之/三笠雄一/伊藤毅/田中雅之選手)
2位:27号車 D'station FINA ゴーゴーガレージ SSR Ings 86(伊橋勲/藤田竜樹/廣田秀機/馬場優輝選手)
3位:13号車 ENDLESS 86(小河諒/高橋翼/花里祐弥/中山友貴/呉良亮/小林真一選手)

ST-5クラス上位

クラス順位:チーム(選手)
1位:69号車 J'S RACING Moty's 制動屋 FIT(梅本淳一/藺牟田政治/久保田英夫/妹尾智充/ラザック・イフワット/高橋宏和選手)
2位:88号車 村上モータースMAZDAロードスター(村上博幸/雨宮恵司/吉田綜一郎/脇谷猛/中根邦憲/杉野治彦選手)
3位:2号車 TEAM221ロードスター(筒井克彦/山西康司/田中貴洋/上村優太/山下潤一郎/田中勝輝選手)

まだレースは序盤だが、ときおり激しいバトルも展開されている。写真はST-3クラスの2台で、期待の新人・宮田莉朋選手の操る62号車「DENSO Le Beausset RC350」(右)と、ベテラン・坂口良平選手の操る38号車「muta Racing ADVICS IS 350 TWS」(左)。数週にわたって順位が入れ替わる勝負が続き、最後はベース車の設計が新しいRC350に乗る宮田選手が引き離していった