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【ル・マン24時間 2018】新レギュレーション発表。2024年から水素を利用した燃料電池を利用可能に

2020年規定Hyper Car GT Prototypeはハイブリッド全搭載

2018年6月15日(現地時間)開催

ル・マン24時間レースの新車両規定がACOの記者会見で発表された

 6月13日~17日(現地時間)、フランス ル・マン市のサルト・サーキットで「第86回 ル・マン24時間レース」が行なわれている。ル・マン24時間レースを主催するACO(Automobile Club de l'Ouest、フランス西部自動車クラブ)は6月15日に記者会見を開催し、2020年にACOが導入する新車両規定の一部として、2024年から水素を利用した燃料電池をハイブリッドシステムの一部として導入可能にすると明らかにした。

24時間レースと2024年のイメージが出た後、それがH2に。水素分子を表わしていると思われる

2020年規定Hyper Car GT Prototypeはハイブリッド全搭載、2024年から水素を利用した燃料電池を利用可能に

 6月15日10時30分(現地時間)から行なわれたACOの記者会見では、2020年から導入される新しいル・マン24時間レースの車両規定(Hyper Car GT Prototype、仮称)の概要説明が行なわれたが、この中でACO CEOのピエール・フィヨン氏は「2020年~2025年の規定は将来に向けたテクノロジーを導入していく。そして、我々は水素を利用した燃料電池が重要になると信じており、2024年からそれを2020年から導入する規定の一部として導入する」と述べ、2024年から水素を利用して燃料電池をハイブリッド規定の一部として導入すると明らかにした。

ACO CEO ピエール・フィヨン氏

 ACOはこの記者会見の中で、2020年から現行のLMP1の車両規定に変わって導入されるトップカテゴリーの車両規定(Hyper Car GT Prototype、仮称)を導入するが、そこでは全車両にハイブリッドシステムの搭載が必須条件となっている。2020年に導入される規定では、それはバッテリーとモーターを利用したハイブリッド・システムになるが、2024年にはそれに加えて水素を利用した燃料電池を導入できるようにする。