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独アウディ、第2世代の新型「A1 スポーツバック」公開。欧州で今秋発売

先代モデル比で全長を56mm延長

2018年6月20日(現地時間) 発表

新型「A1 スポーツバック」

 独アウディは6月20日(現地時間)、新型「A1 スポーツバック」を発表した。欧州市場では夏から受注開始、2018年秋に発売する。ドイツにおけるベース価格は2万ユーロ未満。

 新型A1 スポーツバックのボディサイズは、4030×1740×1410mm(全長×全幅×全高。アンテナ込の全高は1430mm)と、全長は先代モデル比で56mm延長された。

 室内は先代モデルよりも広くなり、リアシートには大人にとって十分なヘッドルームとレッグルームを確保するという。ラゲッジルーム容量は旧型から65L増加。標準時の容量は335Lで、リアシートの背もたれを倒すと1090Lまで拡大。荷物の積み降ろしに関係するローディングハイトは67cmと低く設定された。

 欧州市場導入時には3タイプのエンジンを搭載。最高出力85kW(116HP)の1.0リッター3気筒エンジン「30 TFSI」、最高出力110kW(150HP)を発生するシリンダーオンデマンド効率システム(COD)を備えた1.5リッター4気筒エンジンの「35 TFSI」、最高出力147kW(200HP)と最大トルク320N・mを発生する「40 TFSI」をラインアップ。少し遅れて70kW(95HP)の「25 TFSI」も追加予定。トランスミッションは7速DCTのほか、「40 TFSI」は6速ATが標準となる。

 ボディカラーは10色を用意。Aピラーからルーフエッジスポイラーに至るルーフ部分は、オプションでコントラストカラー仕上げが可能。また、ドアミラーハウジング、フロントサイドスポイラーリップ、サイドシルにもコントラストカラーを設定可能。

新型「A1 スポーツバック」
新型「A1 スポーツバック」

上級モデルに準じるインフォテインメント機能

新型「A1 スポーツバック」

 インフォテイメントシステムでは、最上位グレードは10.1インチのMMIタッチスクリーンを備えた「MMIナビゲーションプラス」が装着される。このスクリーンはブラックガラス調のダッシュパネルとシームレスに一体化して、スマートフォンと同様に全ての操作でタッチ入力が可能。

 MMIナビゲーションプラスは「Audi connect」と連携して、目的地までの交通状況を考慮しながらクラウドでルート計算を行なう「ハイブリッドルートガイダンス」といった機能を提供。また、衛星マップビューや多くの都市中心部の正確な地図を提供する新しい3Dシティモデルを用意する。

 クルマとスマートフォンを常に接続する「Audi スマートフォンインターフェイス」は、Apple CarPlayまたはAndroid AutoをインストールしたiOSまたはAndroidスマートフォンを、専用のプログラムを搭載したMMI環境と統合。さらに、2つのUSBインターフェイスも備える(1xUSB-A、1xUSB-C:充電電流増加)。

 音楽ファンに向けて、デジタルオーディオ放送チューナー、アウディサウンドシステム、バング&オルフセンプレミアムサウンドシステムを用意。バング&オルフセンシステムでは、560Wの出力で11台のスピーカーを駆動し、その3Dサウンドは、反射面としてフロントガラスを使用する。

 このほかにも、新型A1 スポーツバックでは上級モデルに準じるドライバーアシスタンスシステムを備え、新たなコンセプトを採用した装備ラインにより、多彩なカスタマイゼーションの可能性を提供するとしている。

新型「A1 スポーツバック」
新型「A1 スポーツバック」
新型「A1 スポーツバック」