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ホンダ、“鳥が翼を広げたような形のハンドル”を採用する原付二種ビジネスバイク「スーパーカブ C125」

オールドタイプの「ウイングマーク」や専用アルミキャストホイール採用

2018年9月14日 発売

39万9600円

9月14日発売の「スーパーカブ C125」(39万9600円)

 本田技研工業は、125ccクラスのエンジンを搭載する原付二種のビジネスバイク「スーパーカブ C125」を9月14日に発売する。価格は39万9600円。

「スーパーカブ 110」の車体をベースとしたこのモデルでは、出力の大きな125ccクラスのエンジンに対応するためにヘッドパイプまわりの構成部品やエンジンハンガーの剛性を高め、安心感のある制動力を確保するためフロントブレーキにディスクブレーキを採用。足まわりではサスペンションのストローク量を最適化して切削加工仕上げの専用アルミキャストホイールを装着。ハンドルマウント、シートマウント、ステップ踏面にラバーを設定して振動を低減し、快適性を高めている。

 搭載する単気筒OHCの「JA48E」型空冷エンジンは最高出力7.1kW(9.7PS)/7500rpm、最大トルク10N・m(1.0kgf・m)/5000rpmを発生。パワートレーンではプライマリーギヤにヘリカルギヤを使い、精度の高いクランクジャーナルベアリングを採用してエンジンの静粛性を高めているほか、クラッチダンパーラバーの素材を最適化してスムーズで質感の高い変速フィーリングを実現している。

独自の「S字シルエット」が与えられたボディでは、125ccクラスのエンジンに対応する高剛性のフレームを採用
ステップ踏面などにラバーを設定して快適性を向上
切削加工仕上げの専用アルミキャストホイールを前後輪に装着
最高出力7.1kW(9.7PS)/7500rpm、最大トルク10N・m(1.0kgf・m)/5000rpmを発生する単気筒OHCの「JA48E」型空冷エンジン

 スタイリングでは、1958年8月に発売された初代「スーパーカブ C100」をイメージモチーフにしたフロントデザインを採用。“鳥が翼を広げたような形状”のハンドルをはじめ、フロントフォークなど可動部の全てを一体化した「ユニットステア」が与えられているほか、初代スーパーカブの印象を踏襲する「パールニルタバブルー」をカラーリングに設定している。また、レッグカバー後方にはオールドタイプのウイングマークを装着してホンダの2輪プロダクトのヘリテージを表現している。

 このほかに外観では、省エネルギーで長寿命なLEDをヘッドライト、テールランプ、ウインカーに採用し、クロームメッキによるクラシカルな印象とデジタル表示の利便性を両立したコンビメーターを備えている。

 装備では2人乗りに対応する「タンデムステップ」を装着し、スマートキーを携帯して車両に接近するだけでキーによる操作が不要になり、ボディに設置されたメインスイッチノブで解錠&施錠が可能になる「ホンダ SMART Key システム」を採用する。

「スーパーカブ C125」(パールニルタバブルー)
1958年8月に発売された初代「スーパーカブ C100」
ハンドルは“鳥が翼を広げたような形状”となっている
シンプルなデザインを採用するヘッドライト、テールランプ、ウインカーにLEDを採用
外周部分に大きなアナログメーターを設定し、内側にデジタルメーターを組み合わせる
「ホンダ SMART Key システム」のスマートキー