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トヨタと西鉄、公共交通や自動車、自転車などを組み合わせてルート検索できるスマホ向け新サービス「my route」
アプリ限定の「福岡市内フリー乗車券」を西鉄で初めて販売
2018年11月1日 17:39
- 2018年11月1日~2019年3月31日 実証実験実施
トヨタ自動車と西日本鉄道は、akippa、メルカリ、JapanTaxi、アクトインディ、アソビュー、ipoca、サンマーク、福岡市と協力して、スマートフォン向けのマルチモーダルモビリティサービス「my route(マイルート)」の実証実験を福岡市で開始した。実証実験の実施期間は11月1日~2019年3月31日。
マイルートは、専用の「アプリ紹介・ダウンロード モニター募集サイト」で紹介しているiOS、Android対応のスマホアプリを使い、公共交通(バス・鉄道・地下鉄など)、自動車(タクシー・レンタカー・自家用車など)、自転車、徒歩といったさまざまな移動手段を組み合わせて目的地までの移動ルートを検索。必要に応じて予約や決済なども実施可能となっている新しいサービス。
2019年3月31日まで実施される実証実験では、アプリと決済プラットフォームの開発・運営をトヨタが行ない、レンタカーの情報提供も担当。西鉄は自社で運行しているバスの位置情報、西鉄グループの「天神サイト」などが持つ店舗・イベント情報を提供するほか、西鉄として初めてとなる、福岡市内フリー乗車券 デジタル版をアプリ内限定で販売する。
サービスでは福岡市と周辺地域の公共交通(バス・鉄道・地下鉄など)、自動車(タクシー・レンタカー・自家用車など)、自転車、徒歩などの移動手段を組み合わせて移動ルートの選択肢を提示する「マルチモーダルルート検索」、タクシーの予約や決済(決済は福交無線グループ・福岡ラッキータクシーグループのみ)、西鉄バスのデジタルフリー乗車券を販売する「予約・決済」、福岡ならではのイベントや店舗・スポット情報を提供する「店舗・イベント情報の検索」の3種類を用意する。
実証実験の期間中に限定販売されるフリー乗車券は、「1日券」(大人900円、小児450円)と「6時間券」(大人600円、小児300円)の2種類。アプリ内での決済後に画面を運転士に提示するだけで利用でき、福岡市内を走る路線バスを1日に何回でも乗り降りできる。
実証実験をつうじてトヨタと西鉄は、マルチモーダルモビリティサービスの実用性や改善点などを検証し、生活者や観光客にとって利便性の高いサービスの提供について検討していく。