伊ランボルギーニ、レース仕様のSUV「ウルス ST-X コンセプト」公開。2020年にワンメイクレース開催へ

　伊ランボルギーニは11月17日（現地時間）、レース仕様のスーパーSUV「ウルス ST-X コンセプト」を公開。合わせて、2020年にサーキットとオフロードを組み合わせた新しいワンメイクレースを開催予定であることを明らかにした。

　ウルス ST-X コンセプトは、2020年に開催予定のサーキットとオフロードを組み合わせた新しいワンメイクチャンピオンシップのために構想されたコンセプトモデル。開発はランボルギーニ・スクアドラ・コルセが手掛け、市販モデルに比べて25%の軽量化を実現。スチール製ロールケージ、消火器、FT3規格の燃料タンクばど、FIA公認の安全装備を備えた。

　車体を上げたセットアップ、フレームに一体化されたロールケージによるねじれ剛性の向上と共に、サーキットとオフロードの両方で妥協のないモデルに仕上がったとしている。

　エクステリアは「Verde Mantis」と名付けられたマットグリーンの車体色と、カーボンファイバーむき出しのフードが特徴的。大型のエアインテークは、最高出力650HP、最大トルク850Nmを発生するV型8気筒 ツインターボエンジンを効率的に冷却する。また、リアウィング、レース仕様エキゾースト、ピレリタイヤを装着したセンターロック式の21インチアルミ合金ホイールが装備されている。

　なお、新しいチャンピオンシップは、2020年にヨーロッパと中東で特別に用意されたFIA公認サーキットで初開催予定。レースウィークエンドの間、クルマと技術サポートを含めたすべてを提供する「アライブ＆ドライブ」方式での参加も用意される。

　今後、ウルス ST-X コンセプトは2019年のランボルギーニ・ワールドファイナルにおいてサーキットデビュー予定としている。