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ランボルギーニ、FIAジャン・トッド会長所有の「ミウラSV」レストア車を公開

2019年2月6日(現地時間) 発表

レトロモビルで公開された「ミウラSV」

 伊ランボルギーニは、2月6日~10日(現地時間)にフランス パリで行なわれたクラシックカーの祭典「レトロモビル」で、レストア部門「ランボルギーニ・ポロストリコ」が手掛けた最新のレストア車「ミウラSV」を公開した。

 公開されたミウラSVは、FIA(国際自動車連盟)の現会長を務めるジャン・トッド氏が所有するモデル。Rosso Corsa(赤)の車体下部のみ金色、黒レザーの内装という仕様のミウラSVは、2016年に設立されたランボルギーニのクラシックカーを対象とする社内部門のランボルギーニ・ポロストリコでレストアが行なわれた。

 このミウラSVは事故で廃車となった1968年製「ミウラS」のシャシーナンバー 3673を引き継いだ。当時は一部の国で課せられる、新車を対象とした極端に高い輸入税から買い手を保護する経済的理由や、同ナンバーで以前の車両登録や関連書類を引き継ぐ実用的な理由から、スーパーカーメーカーがシャシーナンバーを再使用することは珍しいことではなかったという。

 レストア期間には13か月が費やされ、クルマを完全に解体し、フレーム、ボディ、内装に付けられた印から、各種部品に記された番号や日付まで細部にわたり確認。また、ランボルギーニが保存する製造資料との突き合わせまで徹底的に行なわれたという。

ミウラSVのオーナーはFIAのジャン・トッド会長