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ミシュラン、高耐久性でタイヤ交換などの頻度を減らせるトラック・バス用駆動軸専用タイヤ「X Multi D+」

295/80 R22.5と11 R22.5の2サイズ

2019年3月1日から順次発売

オープンプライス

トラック・バス用の駆動軸専用タイヤ「X Multi D+(エックスマルチディープラス)」

 日本ミシュランタイヤは、トラック・バス用の駆動軸専用タイヤ「X Multi D+(エックスマルチディープラス)」を3月1日から順次発売する。サイズは3月1日発売の「295/80 R22.5」、5月1日発売の「11 R22.5」の2サイズが用意され、価格はオープンプライス。

 X Multi D+は欧米で主流となっているトラック・バス用の駆動軸専用タイヤ。日本ではすべてのタイヤで同じリブタイヤ、またはオールシーズンタイヤを装着することが一般的だが、トラクションの掛かる駆動軸に前後方向のストレスに対応する専用設計を与えた駆動軸専用タイヤを用いて使い分け、走行安定性を高めて偏摩耗を抑制し、長寿命化を実現するとしている。

 また、X Multi D+では深溝の採用で排水性を向上させつつ、ブロック間にブリッジを配置して剛性を高め、ゴム量を増加させる幅広なトレッドデザインを採用してライフ性能を向上。トレッド設計を最大化する「コンタクトパッチ設計」でドライ&ウェット路面のグリップ性能を高めた。また、V字パターンを配してウェット路面の走行時に優れた排水性を発揮し、摩耗末期まで高いウェットグリップを維持する方向指定トレッドパターンを採用している。

 ミシュランではX Multi D+の採用でタイヤのロングライフ化でタイヤ交換回数を減らし、偏摩耗の抑制によるローテーション頻度の低下などで車両を実業務に使えない「ダウンタイム」を削減。さらに優れた走行安定性と高いウェットグリップによる安全性向上などにより、輸送業界で深刻化している人材不足に対応できる製品と位置付けている。

排水性を高めるため深溝化したブロック間にブリッジを設定し、剛性を確保
方向指定のV字パターンで摩耗末期まで高いウェットグリップを維持する
駆動軸専用タイヤの使用メリット