ミシュラン、転がり抵抗を減らして燃費を改善するトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「X One LINE GRIP D」

4月1日発売のトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「X One LINE GRIP D」

　日本ミシュランタイヤは、トラック・バス用のワイドシングルタイヤ「X One（エックスワン）」シリーズに、新製品「X One LINE GRIP D」（エックスワン ライングリップディー）を追加して4月1日に発売する。サイズは455/55 R22.5で、価格はオープンプライス。

　X One LINE GRIP Dでは、2層のトレッドゴムを使い分ける「デュアルコンパウンド」を採用。路面と接地する上層のゴムはライフ性能に特化したコンパウンドを使い、下層のゴムには走行時に発生する熱を抑制するコンパウンドを採用。転がり抵抗を低減して燃費の改善に貢献するほか、トレッドゴムを再生加工してリトレッドする際の再生率を向上させる。

　また、トレッドパターンに施されたジグザグのサイプが優れた排水性を発揮し、雪を排除して優れた雪上性能を実現する「ダブルウェーブサイプ」も特徴としている。

ジグザグのサイプで雪上性能を高める「ダブルウェーブサイプ」

「インフィニコイル」は偏摩耗の抑制やケーシングの耐久性向上に加え、パンクなどのトラブルにも強くなる独自技術

　このほかにもX Oneシリーズ共通の特徴として、接地圧の均一化で偏摩耗を抑制し、ケーシングの耐久性も向上させる金属製の帯「インフィニコイル」をトレッド面の下に備えるほか、シングル化によってタイヤのサイドウォールやホイールなどを減らし、1軸あたり約100kgの軽量化を実現してトラックの積載量増加を実現するタイヤとなっている。

ダブルタイヤからワイドシングルタイヤに変更することで、1軸あたり約100kgの軽量化を実現

左右タイヤ間の距離が増えることでシャシー設計の自由度も高まる