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ルノー、6速MTを搭載してスポーティな「シャシーカップ」採用の限定車「メガーヌ ルノー・スポール カップ」

450万円で限定100台

2019年3月22日 発売

450万円(100台限定)

100台限定で3月22日に発売される「メガーヌ ルノー・スポール カップ」(450万円)

 ルノー・ジャポンは、Cセグメントの新型5ドアハッチバック「メガーヌ ルノー・スポール」の限定車「メガーヌ ルノー・スポール カップ」を3月22日に発売する。販売台数は100台限定で、価格は450万円。

 1月の「東京オートサロン 2019」でも参考出品されたこの限定車では、トランスミッションを6速デュアルクラッチの「6EDC」からクラッチを備える3ペダルの6速MTに変更。足まわりのセッティングを変更した「シャシーカップ」を採用してクローズコースでのスポーツドライビングまで視野に入れた高い走行性能を実現している。

 ボディカラーは「ブラン ナクレM」「グリ チタニアムM」「ノワール エトワールM」の3色を用意。

「ブラン ナクレM」
「グリ チタニアムM」
「ノワール エトワールM」

 シャシーカップではベースモデルのメガーヌ ルノー・スポール(440万円)からサスペンションのダンパーレートを25%高め、スプリングレートもフロント23%、リア35%アップ。ダンパー内にセカンダリーダンパーを備え、コーナーリング中に路面から大きな入力があった場合などでもタイヤがグリップを失わないようにする「4輪ハイドロリック・コンプレッション・コントロール」(HCC)も、長さを10%伸ばして路面追従性を向上させている。これに加えてフロントのアンチロールバーの剛性を7%高め、ロールを抑えてより正確なハンドリングを実現する。

 ブレーキではレッド塗装のブレーキキャリパーと、軽量化を実現する「バイマテリアルフロントブレーキ」を採用。鋳鉄製のベンチレーテッドディスクとアルミ製ハブを組み合わせることで、ベースモデルと比較して1つあたり1.8kgの軽量化を達成。合わせて冷却性能も向上させている。

 駆動輪となる前輪には、サイドギヤを分割し、結合部にワンウェイ構造のヘルカルスプラインを採用する「トルセンLSD」を装着。左右のタイヤにおけるトルク配分比を高め、トラクション性や走行フィーリングを向上させる機能を発揮するほか、アクセルON時は差動制御を大きく機能させてトルク配分比を高める一方、アクセルOFF時には差動制御の効果を抑え、最適なトルク配分とドライバビリティの向上を実現する。

 内装ではルノー・スポール用となるレッドステッチのナパレザー/アルカンタラステアリングを装備している。

レッドアクセントでスポーティさを強調する6速MTのシフトノブ
ステアリングはナパレザー/アルカンタラステアリングを採用する

 このほか、ベース車のメガーヌ ルノー・スポールと同じく、エンジンには最高出力205kW(279PS)/6000rpm、最大トルク390Nm(39.8kgfm)/2400rpmを発生する直列4気筒DOHC 1.8リッター直噴ターボを搭載し、電子制御アクチュエーターを使ってリアタイヤのタイロッドを動かし、リアタイヤを最大2.7度まで操舵してシャープなコーナーリングと高速安定性を両立させる「4コントロール」などを採用。車両重量は6EDCのベース車の1480kgから20kg軽い1460kgとなる。

アクセルONにしたとき、加速時(左)にはコーナーアウト側に膨らむことなく、減速時(右)にはコーナーイン側に巻き込まないトルセンLSDを採用